大きい会社より、強い会社へ 創業124年の老舗ゼネコンが描く未来図|未来図建設
<COMPANY INFORMATION>
(株)未来図建設
代 表:菅原正道
所在地:福岡市南区野間2-7-1
設 立:1952年11月
資本金:9,900万円
TEL:092-511-1311
URL:https://www.miraizu.co.jp
創業124年を迎える(株)未来図建設は、地域の人々に寄り添う姿勢で福岡のまちづくりに長年貢献し続けてきた老舗ゼネコン。現在は「大きい会社」より「強い会社」へと、財務基盤の強化や人材育成に注力することで、次世代へたしかな経営を引き継ぐための準備を着実に進めている。
【目次】
- 120年超の歴史と 地域への貢献
1902年創業の系譜を継ぎ、福岡の街並みづくりを支えてきた設計・施工の総合力と実績を示す。 - 大きい会社より 強い会社へ
人手不足や24年問題、資材高の逆風下でも、成長と安定を両立させる経営方針と視座を描く。 - 財務基盤を整えて 次世代へ継承する
受注管理の徹底、手形撤廃、借入金縮小で財務体質を磨き、売上高141億3,206万円を積み上げる。 - 人材育成への環境づくり 次の時代を目指す企業に
例会や面談で交流を促し、若手支援と女性活躍の基盤整備を進め、次世代の中核人材を育てる。 - 求人情報
120年超の歴史と
地域への貢献
(株)未来図建設の起源は、創業者・金子仙吉氏が1902年に長崎県佐世保市で立ち上げた金子組に遡る。35年に法人化し、福岡へ進出、52年には福岡支店を基に(株)福岡金子組を設立した。64年に本社を現在の福岡市南区野間へ移転し、事業規模を拡大しながらも地域密着の経営を鮮明にした。そして93年、「美しい街並みをつくる」という理念を込め、現商号「未来図建設」へ社名を変更した。この理念は今も息づき、同社ホームページでは手がけた物件が「作品」として紹介されている。
医療・福祉施設など多岐にわたる
同社が設計・施工を担う物件は、マンション、医療・福祉施設、物流施設、商業施設、公共施設、戸建住宅、ガソリンスタンドなど多岐にわたる。業容の拡大とともに施工能力も向上し、近年では30億円を超える大型物件も単独で手がけるまでに成長した。監督が大型の現場を経験することは、協力業者をとりまとめる管理能力や施工能力の向上に直結する。同社が大型案件を手がけることは協力業者全体の技術力向上にも寄与しており、今日では県内の建設業界をリードする企業の1社として存在感を発揮している。
2025年4月に開業した大橋駅前の複合商業施設の施工も担当し、新たなランドマークとして人気を博している。また緑化事業にも注力し、美しい街並みづくりに貢献している。創業以来、地域に愛され、そこに住み働く人々に寄り添うことを事業の礎としてきた。
大きい会社より
強い会社へ
現代表の菅原正道氏は1993年の就任以来30年以上にわたり、時代の変化を洞察し経営の舵を取ってきた。現在、菅原氏が最重要課題と位置付けるのは「大きな会社」より「強い会社」として安定した基盤を次世代に引き継ぐことだ。
福岡の建設市場は九州各県の有力ゼネコンが進出し活発化しているが、業界全体においては、熟練工の引退と若手入職者の減少による人手不足、時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」、資材や人件費の高騰などの課題を抱える。そのようななかで菅原氏は、東京支店での営業活動や海外事業への参入など成長を目指す姿勢を維持しつつ、不透明な時代に対応できる「強い会社」を次世代へつなげていく方針だ。
財務基盤を整えて
次世代へ継承する
「強い会社」を次世代へつなげていくための取り組みとして、核となるのが財務基盤の強化である。緻密な受注管理に加え、支払手形の撤廃を進めており、来夏には完全撤廃を目指している。さらに借入金の縮小にも積極的に取り組んでいる。
こうした努力の結果、25年4月期は売上高141億3,206万円を計上し、5年連続で売上高100億円を達成した。有利子負債月商倍率は約1.1カ月と堅調な財務基盤を構築している。菅原氏は「経営者として次の世代への責任をはたしたい」として「財務基盤を整えることに関しては全力で取り組む」と語る。
一方で事業承継における最大かつ喫緊の課題として「経営幹部の若返り」を挙げる。菅原氏とともに経営を支えてきた幹部たちは同氏と同世代の者が多く、新しい世代の台頭が必要だと強調する。次世代の経営者には、自らの力で困難を乗り越え、自分の組織を築き、経営を前進させてほしいと期待を寄せている。
人材育成への環境づくり
次の時代を目指す企業に
そこで重要となるもう1つの核が人材育成だ。「会社の宝は人」と語る菅原氏は社員間のコミュニケーションを重視している。業務の特性上、現場の社員は直行直帰が多く、社内での滞在時間が少なくなる。そのため、月に一度の社員例会や各種イベントで社員間の交流を促進し、アットホームで風通しの良い社風を育んでいる。
また、新入社員研修に加え、入社3年以内の若手社員と社長の食事会の場を設けるなど、若手社員への精神的なサポートも厚い。社員が心地良く働くことのできる環境で丁寧に人材を育てていく方針だ。25年度には同社3人目の新卒女性現場社員が入社した。今後は産休・育休制度の整備など女性が活躍できる環境づくりを加速させ、将来的には女性幹部も誕生させたい考えだ。
創業124年、福岡の発展とともに歩んできた未来図建設。その歩みは単なる年数の積み重ねではなく、地域社会に根差した事業姿勢と、試練を糧にして培った経営基盤のたしかさに裏打ちされている。
同社はこれからも地域に寄り添い、人と自然に調和する企業を目指して挑戦を続ける。盤石な財務基盤というバトンを手に、次世代へたしかな経営を引き継ぐための準備を着実に進めている。
人材育成、経営幹部の若返りといった内部強化の取り組みは、将来の持続性を担保するうえで欠かせない要素だ。今後取り組むべき課題も明確だ。外部環境が大きく変化するなかにあっても、同社は「強い会社」としての体制を整え、次の時代へと向かってゆくことだろう。
<求人情報>
(株)未来図建設
業 種 :建設業
職 種 :施工管理職
勤務地 :本社(福岡市南区野間)
東京支店(東京都港区芝)
採用担当:野見山晃
TEL :092-511-1311
採用ページ:https://www.miraizu.co.jp/recruit/








