【倒産】米子バイオマス発電(同)(東京都千代田区) バイオマス発電事業

民事再生法申請
負債総額49億7,000万円

 米子バイオマス発電(同)は2月6日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けた。

 申請代理人は柴原多弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2、電話03-6250-6200)。

 監督委員は上田慎弁護士(梶谷綜合法律事務所、東京都千代田区大手町1-7-2、電話03-5542-1453)。

 同社は2018年6月、バイオマス発電事業を目的とした特別目的会社として設立。運営する「米子バイオマス発電所」(鳥取県米子市)は、大手企業の出資と信託銀行、地元金融機関などによるプロジェクトファイナンスを背景に建設が進められ19年8月に着工。木質ペレットやパーム椰子殻などの輸入燃料を用いて、年間発電量約3.9億kWh、出力約54.5MWの計画で22年4月に営業運転を開始していた。

 しかし、23年9月9日、燃料受入搬送設備で火災・爆発事故が発生し、発電所は稼働停止となった。事故を受けて同月には米子市長から「米子バイオマス発電所周辺住民の安全確保対策の徹底について」の申し入れを受けるなど、地元住民から再稼働に反対する声もあがっていた。その後、出資者を中心に再稼働の検討が進められていたが、安全対策費用が多額におよび採算確保が困難となり、25年8月に発電事業の廃止を届け出ていた。以降は設備撤去工事を進めるなか、発電プロジェクト関連債務の整理を目的として今回の申し立てに至った。

 負債は債権者約27名に対し約49億7,000万円。


業 種:バイオマス発電事業
所在地:東京都千代田区丸の内1-4-1
設 立:2018年6月
資本金:10万円

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