川辺川ダム

協議会には整備局長・知事・市町村長会議が設置され、16年からこれまでに4回開催されている。この会議には、蒲島知事を始め、流域市町村のトップが出席している。この議事録を見ると、これらの治水対策について、流域市町村から各者各様な意見が出されていた...

ついに本格的なダム工事に入ると思われた矢先の08年3月、蒲島郁夫氏が熊本県知事選に初当選。蒲島知事は同年9月、「ダムに頼らない治水」を目指すとして、川辺川ダム建設の白紙撤回を表明した...

「令和2年7月豪雨」により、熊本県南部を流れる球磨川が氾濫し、流域市町村で死者65名、9,000棟を超える家屋被害が発生した。球磨川は過去に何度も氾濫を繰り返してきた“暴れ川”だが、記録が残るなかでは、今回が過去最大級の水害だといわれる...