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2017年11月20日 16:10

年明けに規模縮小か? 筑紫野市の「A-ONEサーキット」

県に提出された計画では年度末までに是正

 福岡県筑紫野市にあるレンタルカートのサーキット場「A-ONEサーキット」が、都市計画法、農地法、建築基準法に抵触する状況で営業を続けている問題が、再燃の兆しを見せている。「A-ONEサーキット」は、開業から約40年間、都市計画法で定められた1万m2以上の面積を不法に開発、使用しているほか、農地転用することのないままで建物を建築し、建築基準に適さない建築物などが設置されている。

 この状況について、今年6月の福岡県議会定例会では、自民党の松尾嘉三県議が質問で取り上げ、小川洋知事が「開発許可が必要とならないように、その是正を行う計画書が提出をされている」と答弁した。所管する建築都市部都市計画課によると、計画では年明けから年度末(2018年3月31日)にかけて是正を行うとされており、実施を徹底する方針だ。

 違法状態是正の大きなポイントは、サーキット場を開発許可が必要とならない1万m2以下にするというもの。サーキット場の面積は、地元紙で約1万2,000m2と報じられているが、土地測量の専門家は「地図上で見る限り、1万7,000m2はあってもおかしくない」という。面積の半分近くの規模縮小となれば、コースの大幅な変更が考えられる。

 「A-ONEサーキット」を運営する(株)エー・ワン(本社:福岡県筑紫野市、国本好彦代表)は、NetIB-NEWSの取材に対しても、年明けから年度末(2018年3月31日)にかけて、是正を行うと説明していた。しかしながら、すでに12月を目前とした現在も、大規模な改修工事の告知などはなく、1~3月の予約を受け付けている状況だ。

 この問題は、2008年に、県が地権者と経営者に是正するよう指導していたが、その後、県の担当者の引き継ぎが不十分だったとして約9年間、放置されていた。「A-ONEサーキット」は、全日本カート選手権を認定する(一社)日本自動車連盟(JAF)の九州唯一の公認コースでもあり、法令順守の観点からも、正当な理由のないままの違法状態の放置は到底容認されるものではない。

【山下 康太】

 

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