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石畳風道路を陽気に歩く高島宗一郎・福岡市長(中央)
7日、博多旧市街プロジェクトの一環として整備を進めていた櫛田表参道(大博通り〜櫛田神社、約230m)での石畳風舗装工事の完成にともない、参道とまちなみをPRするイベントがあった。地元冷泉町内会関係者、櫛田神社宮司のほか、高島宗一郎・福岡市長らが出席する中、安全祈願、参道散策などが行われた。
高島市長とその一行は、参道沿いの店舗関係者などと談笑しながら、大博通りから「博多町家」ふるさと館までの道のりを練り歩いた。高島市長は「福岡市では、福岡の歴史をもっと知ってもらうため、石畳風の道路整備を進めている。福岡の歴史、博多の歴史を後世に伝えていくため、今後とも皆様と力を合わせていければ」などと期待を寄せた。
博多旧市街プロジェクトは、聖福寺や承天寺、櫛田神社などの歴史的資源を1つのまちなみとして形成することで、観光客誘致などを促進するプロジェクト。福岡市では「天神ビッグバン」と対をなすプロジェクトとして位置付けている。2017年12月にスタートして以降、ロゴマークや観光案内板の設置のほか、出来町公園リニューアルなどを実施してきている。石畳風の舗装工事は、櫛田表参道のほか、御供所通り(約600m)で進められている。御供所通りの舗装工事完了は6月の予定だ。
櫛田表参道の石畳風舗装では、「ストリートプリント」といわれる、通常のアスファルトを加熱し、石畳などに立体的に成形加工する工法が用いられている。本物の石畳に比べ、コストが安く、メンテナンスもしやすいなどのメリットがある。
【大石 恭正】
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