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2019年12月16日 17:00

右翼に「こっち来て質問すればいいのに」と山本太郎氏 横浜

「皆さんの質問、苦言・提言を受け付けます」とあいさつする山本氏(2019.12.14筆者撮影)
「皆さんの質問、苦言・提言を受け付けます」とあいさつする山本氏(2019.12.14筆者撮影)

 れいわ新選組の山本太郎代表は14日、JR横浜駅西口高島屋前で開いた街頭記者会見で、開始前から自身を中傷して回る右翼に対して、「そんな所でやってないで、こっちにきて質問すればいいのにね」「こっちおいでよ」などと対話を求めた。

 午後1時から始まった会見では、約400人が足を止めて話を聞いた。開始前から日章旗や旭日旗をなびかせた街宣車が「恐ろしい極左暴力集団、中核派と行動をともにする山本太郎」「上皇陛下に手紙を渡し、政治利用をした」などと拡声器で連呼しながら、駅前のロータリーを巡回していた。

開始前、駅前ロータリーを回る街宣車(2019.12.14筆者撮影)
開始前、駅前ロータリーを回る街宣車(2019.12.14筆者撮影)
山本氏の登場に沸く市民(2019.12.14筆者撮影)
山本氏の登場に沸く市民(2019.12.14筆者撮影)

 姿を見せた山本氏は、会見の趣旨を説明した後、「いろいろな音が入り混じってますが、聞こえますか、皆さん。ありがとうございます、応援してくれて。一緒に日本を変えていこう。ありがとう。右とか左とかじゃなくて、私たちはフリースタイルです」と発言する。

 最初にフリージャーナリストの畠山理仁(はたけやま・みちよし)氏が質問した。「今日は早い段階から政治団体の方がこちらにいらして、『極左暴力集団の中核派と行動をともにしている』ことをずっと訴えておられる。その方々に向けて何か訴えたいことがあれば」と。

 山本氏は「そんな所でやってないで、こっちにきて質問すればいいのにね。すべてフリーマイクというかたちで私が当てて、ご発言をいただき、私からお答えさせていただくということなので。そんな遠くでやってないで、こっちにおいでということをどなたか伝えていただければと思います」と答えた。

 「『極左暴力集団』、何を根拠におっしゃっているのかわからない。よく言われます。山本太郎の後ろにはバックがいてとか。早くそのバック出してくれよ。町工場が自転車操業している感じで、誰が倒れてもおかしくない状況で全国回ってます。なので、バックがいるならとっとと手伝えということを、そのバックをお知りの方がいらしたら伝えていただきたい」

 会見では、横浜市が誘致しようとするカジノや沖縄の米軍辺野古基地建設、消費税、障害者保険の等級、地球温暖化、結婚できない生活状況などについての質問や訴えがあった。開始30分ごろから警察が街宣車をロータリーに入ってこないよう誘導したものの、大音声で流しながら駅前通りを往復している。山本氏は時折、「だから、こっちにおいでよ」と促した。

駅前通りを往復する街宣車(2019.12.14筆者撮影)
駅前通りを往復する街宣車(2019.12.14筆者撮影)

 筆者は戦後右翼は一貫して支配権力、すなわちグローバル資本の代理人である米国政府の応援団だと思っている。先の戦争でA級戦犯だったはずの児玉誉士夫・岸信介・笹川良一の巣鴨釈放トリオが暴力団を従米体制維持に使ってきた事実がある。元公安調査庁調査第二部長・菅沼光弘氏によれば、暴力団が看板を掛け替えて右翼活動をやっている。

 その最も象徴的な例が、1960年の安保闘争だ。自民党は座り込みをする社会党議員を排除するため、右翼などから屈強な青年たちを「公設秘書」として動員し、傍聴席も暴力団風の「応援団」で埋まった。国会周辺を目指す全学連や新劇人のデモが、カシの棒をもった右翼「維新行動隊」に襲われ、百人近くが負傷する事件も起きている。

 『秘密のファイル〜CIAの対日工作〜』春名幹男(共同通信社)には、これらのグループが「岸の巣鴨時代からの友人で右翼の大物、児玉誉士夫が全国から集めた暴力団員らだった」との証言が載せてある。右翼や体育会系学生らを動員する資金はCIAが調達したとされる。

 一方、山本氏が唱える政策には、グローバル資本との決別が並ぶ。TPP(環太平洋経済連携)協定や安保関連法、国家戦略特区、種子法廃止、水道民営化、漁業法改正、入管法改正などへの反対である。カジノ誘致も米国のギャンブル企業、ラスベガス・サンズが背後に控える。安倍首相が渡米時に同社のアデルソン会長と会食している。

 山本氏はこのような癒着関係を地道に説明し続ける。対話によってすべての民衆が餌付けから解放される日は来るのだろうか。

<プロフィール>
高橋 清隆(たかはし・きよたか)  

 1964年新潟県生まれ。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)、『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)、『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)。ブログ『高橋清隆の文書館』。

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