あと1カ月も続けば東京ですら大恐慌!
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17日のニューヨーク、東京の株式市場を眺めていると、つくづく人間の無力さを感じとった。
福岡発羽田行きの第一便の搭乗率はおよそ40%。一列4人の席に女性が1人いて、二席を使って、長い脚を伸ばしくつろいでいる。こうなるとトップクラスの航空会社であっても業績悪化が懸念される。
いやぁ、驚いた。東京の友人から「眺めが良いから」と誘われ、新橋のホテル14階のレストランで昼食をとった。確かに汐留を見下ろすことができ、壮観であった。晴れていたので、遠くに富士山を望むこともできた。ところが、席数40のレストランに1時間半いたのだが、お客さんは我々以外でたった2名のみ。スタッフたちも、どこかあきらめたような様子で動きが鈍い。
同日夜、新橋の行きつけの魚料理屋をのぞいた。こちらは5名連れで入店。最初にいた4名のお客さんたちがソソクサと帰って以降は、誰も来ない。
店のオヤジが「ここに店を出して35年で、初めて経験する悲惨な状況だ。新橋の閑散な様子は異常だし、売上は70%ダウン。仕入れも頭痛の種。この状況があと1カ月も続けば我が店もアウトだ」と嘆く。
当然、新橋駅周辺には乗車待ちのタクシーが固まっていた。運転手さんに「銀座2丁目まで頼む」というと、むすっとした表情を浮かべていた。
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