2024年04月20日( 土 )

パチンコのSANKYOがフィールズ株を再び売却

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 パチスロ企画・開発のフィールズ(株)(東京都渋谷区、東証一部)は4月20日、(株)SANKYO(東京都渋谷区、東証一部)がフィールズの株式の一部を売却したことにともない、主要株主に該当しなくなったことを公表した。SANKYOの保有株式数は4月16日付で331万2,100株となり、議決権の割合が3月31日の10.25%から9.98%となった。株主順位は異動前の2位から3位となった。

 2017年にもSANKYOはフィールズの株式を一部売却しており、このときは15.69%の保有比率が14.99%に減少。SANKYOの「その他の関係会社」だったフィールズだが、SANKYOは主要株主へと属性が変わっていた。SANKYOがフィールズの株式の売却を進めることは財務戦略の一環だろうが、両社の関係性の希薄化を表すものでもある。コロナショックや健康増進法でパチンコ業界は厳しい逆風に晒されており、今後の両社の動向にも注目が集まっている。

【緒方 克美】

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