熊本県南部の豪雨による死者が49名、行方不明が11名に、引き続き大雨、土砂災害に注意を

　7月6日、熊本県球磨村の（特養）「千寿園」の14人を含む27人の死者が新たに確認され、死者数は49人となった。内訳は、同県人吉市17人、球磨村17人、芦北町10人、八代市3人、津奈木町1人、住所地不明1人。ほか、心肺停止が1名、行方不明者が11名いる。

　「72時間の壁」の観点から、早期の人命救助が重要視されているが、大雨が続いているため、警察、消防、自衛隊の捜索も難航している。また、6日の時点で59集落が孤立状態で安否が確認できていない状態という。

　梅雨前線は明日8日まで停滞する見込みであり、九州北部を含め幅広い地域で大雨が続くようだ。以下の地域で大雨特別警報が出されている。また、大雨で地盤が緩くなっている地域もあり、土砂災害の発生の可能性も高まっており、注意してほしい。

大雨特別警報発出地域

＜福岡県＞
大牟田市、八女市、みやま市、広川町
＜佐賀県＞
武雄市、白石町、鹿島市、嬉野市、太良町
＜長崎県＞
長崎市、長与町、時津町、諌早市、大村市、西海市（江島・平島を除く）、東彼杵町