2024年04月20日( 土 )

『脊振の自然に魅せられて』感謝状授与と活動紹介記事(前)

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 昨年、日本山岳遺産基金に脊振山系レスキューポイント設置計画を福岡市早良区長推薦で応募した。

 2月15日、東京で開催された日本山岳遺産サミットに参加し、2019年度日本山岳遺産認定書が授与された。19年度の認定地は5カ所。日本で35番目となり、九州で五箇荘、嘉穂アルプス(古処山、馬見山)についで3番目である。

 各ボランティア団体が予算申請し、認定されると活動基金が交付される。脊振の自然を愛する会は基金30万円が認可された。

 レスキューポイント設置計画は以下の通り。

 1.すでに設置した道標を利用し、その支柱にレスキューの表示板を取り付ける。
   夜間でもライトを照らせば確認できる表示板とする。
   かつ、見やすいシンプルなデザインとする。
 2.レスキュー板に QRコードを表示する。
 3.ドコモと携帯電話の受信調査を行う。
 4.携帯電話の受信ポイントの緯度経度調査(GPS:ガーミン社)。
 5.設置者は「脊振の自然を愛する会」と「早良区役所」と表示する。 
 6.福岡市消防局との連携(早良消防署、消防航空隊)。
 7.設置範囲は脊振山―三瀬峠の早良区エリア

 ドコモ九州の担当窓口を探すことが一番苦労した。代表電話に電話を入れても簡単に教えてもらえない。そこで夏山フェスタ九州の事務局に電話を入れ、ドコモ九州への道筋をつくってもらった。やっとドコモ九州の担当窓口が見つかった。

 一昨年12月に、早良区役所職員2名と我が会から副代表のTと代表の筆者の4人でドコモ舞鶴ビルを訪問。ドコモと協議し、携帯電話受信調査への協力をお願いした。

 ドコモと日程調整をして、山での携帯電話受信調査を4月と8月に2度行った。山に不慣れなドコモ CS九州の社員が延べ14名も参加してくれたのである。

 1回目は、折しもコロナの緊急事態宣言前日の4月7日であった。2回目はドコモCS社員のテレワークが続くなか、7月に豪雨が続いて計画が順延となり、やっと8月3日に登山道の調査ができた次第である。ドコモCSの協力に頭が下がる思いであった。

(つづく)

脊振の自然を愛する会
代表 池田友行

(後)

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