【ふくおかFG】国内地銀初のネット専業「みんなの銀行」が“開店”

　スマホ1つで営業するネット専業銀行『みんなの銀行』（福岡市）が5月28日、“開店”した。金融持株会社「ふくおかフィナンシャルグループ」（FFG）の系列銀行で地銀では全国初の試み。

　アイフォンは「アップストア」、アンドロイドスマホは「Googleプレイ」から『みんなの銀行』アプリをダウンロードしてスマホにインストール。本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、写真付き住民基本台帳カードなど）を用意し、スマホのビデオ通話機能を使って24時間・365日その場から希望する7つの支店のいずれかを選択し口座を開設。直後から取引できる。

　現金の出し入れは、セブンイレブン店舗などに設置されている「セブン銀行」のATMを使い、アプリ上のスマホ画面で残高確認や入出金明細、他行口座への振り込みができる。また申し込むと、貯蓄専用口座の開設やJCBのデビットカードが使える。

　さらに月600円（税込）の定額制で、(1)デビッドカードの利用料金の1％をキャッシュバック、(2)他行口座やクレジットカードなど資金管理機能の一括更新、(3)ATM出入金の手数料が月15回まで無料、(4)他行口座への振込手数料が月10回まで無料、(5)口座残高不足時に最大5万円まで無利子で不足分を自動立て替えする――という「プレミアムサービス」がある。プレミアムサービスは当初1年間の利用料は無料。デビットカードのキャッシュバック率は通常0.2％。　アプリが使えるアイフォンはiOS13－14。アンドロイドスマホはAndroid8－11。タブレットは正常に動作しない可能性がある。
　詳しくは口座開設案内（みんなの銀行）。

【南里　秀之】