2022年08月10日( 水 )
by データ・マックス

従来の広告会社の概念を超え、コミュニケーションエージェンシーへ

(株)ゴング 代表取締役
田中 邦和 氏

3つの事業部が連携し、有機的なセールスプロモーションの提供を実現

 (株)ゴングの歴史を遡れば、その前身は1978年に生まれた(有)Space53という写植・版下会社だという。その後、時代の流れに合わせ、デザイン制作を手がけるゴングへと転身。95年には現在の中央区薬院に事務所を移転し業務を拡大。2009年にM&Aによりセーラー広告(株)の100%連結子会社となって今日に至る。

(株)ゴング
代表取締役 田中 邦和 氏

 3年前に代表取締役に就任した田中邦和氏は、現在のゴングの強みについてこう語る。「親会社であるセーラー広告は、看板など屋外広告で1941年に創業した歴史をもち、現在では高松に本社を構え中四国を代表する広告会社の1つに数えられています。ゴングはこの強力なバックボーンのもと、九州開拓の役割を担う存在としてその活躍を大いに期待されています」。

 同社の事業の柱は大きく2つある。広告全般を請け負うセールスコミュニケーション部と広告物の制作を手がけるクリエイティブコミュニケーション部がいわゆる広告代理店としての役割を担い、もう1つの柱として販売スタッフ派遣とそのディレクションを行うヒューマンコミュニケーション部がある。後者は携帯キャリアの販促を手がけ、商品を熟知した人材を育成することで、各種のイベント・展示会を請け負う。これらが連携し、有機的なセールスプロモーションの提供を実現しているのだ。

 

デジタル化で厳しい環境になったが、だからこそ正当に評価される

 田中氏はDXの一環として社内書類のペーパレス化を推進、また所属のライオンズクラブでもMC委員会委員長として「デジタルツールの利用によって紙を減らしていきましょう」と会員に呼びかけているそうだが、このデジタル化こそが自分たちの有り様を一変したという。ネットに広告を打てばその効果は即座にわかる。しかも従来のような曖昧なものではなく正確かつ細やかにだ。「厳しい環境だと思いますが、だからこそ結果は正当に評価されます」(田中代表)。仕事を着実に完遂していけば間違いなく次につながるというのだ。

 デジタルシフトに向けた動きがある一方で少子高齢化の進展、自然災害や環境問題へのリスク、経済のグローバル化の進展、ダイバーシティ・SGDsの推進などさまざまな難問が山積しているのが現代だと語る田中代表。「私たちがはたすべきは、お客さまと市場の関係性を的確に捉え、最も効果的なコミュニケーション活動の提案、すなわち、お客さまの企業価値向上に繋がるストーリーを共創することです。当社ではこの活動を『マーケティングデザイン』と称し、日々の営業活動の基本概念にするとともに地域の課題から社会的な価値を構想しています」。

 ゴングが目指すのはコミュニケーションエージェンシー。従来の広告会社という概念を超え、世の中の変化に臨機応変に挑む次世代の企業体だ。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:田中 邦和
所在地:福岡市中央区薬院1-6-9福岡ニッセイビル5F
創 業:1978年4月
資本金:3,700万円
TEL:092-726-3300
URL:https://www.gong.co.jp


<プロフィール>
田中 邦和
(たなか くにかず)
1963年生まれ、香川県出身。大阪の桃山学院大学経済学部を卒業後、新卒としてセーラー広告(株)に入社。四国各地にある同社各支社で経験を積み、高松支社での局次長を経て(株)ゴングの代表取締役兼営業本部長に就任。趣味は休日の食べ歩きと洗練されたファッションの追求。

 

関連記事