「安近短」志向の潜在顧客に、アプローチする現地反響広告
-
住宅・不動産会社は近隣の見込客を狙え!
コロナ禍で景気が悪くなっていますね。当面、景気の後退は続くと思われます。景気が悪いと、消費は「安い」「近い」「短い」の「安近短」になります。
コロナ禍では密を避けるために、「安近単(単身)」とも言われていますが、近所で買い物、散歩やランニングなどをする時間が増えるので、実は地域密着ビジネスにチャンスが到来しているともいえます。
先日、散歩されている夫婦が建売住宅の看板をのぞき込んで、「そろそろ家欲しいね~。このあたりは○○小学校区よね。評判良い学校よ」とお話しされているのを見かけました。会話を聞くつもりはありませんでしたが、夫婦で散歩しながら、たまたま看板を見つけたのでしょう。
住宅は、ひょんなことから集客のきっかけができますね。このように、「景気が悪い=安近短」になると、現地反響広告の問い合わせが一気に増えます。
大手ポータルサイト一択の危険性と、現地反響広告の有効性
戸建住宅の集客で欠かせないのは、大手ポータルサイトへの掲載です。家を買おうと思ったら、まずポータルサイトを見るのが一般的になっていますし、Googleなどで「福岡市南区 戸建住宅」といったように検索しても、ポータルサイトが検索上位に表示されます。大手ポータルサイトなくして、集客は難しいというのが現状です。
ですが、集客を大手ポータルサイトに頼っているだけでいいのでしょうか。ポータルサイト経由で問い合わせいただくお客さまは、すでにニーズが顕在化したお客さまです。いわゆる「今すぐ客」です。このお客さまは競合他社と比較している状態なので、成約まで漕ぎ着けるのが難しいですよね。そこで、私たちがおススメしているのが、「潜在客へのアプローチ」です。まだ家を買いたいと思っていないお客さまに対して、アプローチしましょう。
一番確率が高い施策が「現地反響広告」です。現地反響広告とは「のぼり旗」「横断幕」「垂れ幕」「看板」を設置することです。住宅購入者の7~8割は半径1.5~2kmにいる、というのが定説ですので、成約率の向上には効果的なのです。ですが、ただ設置しても効果は限定的ですので、オリジナリティあふれる広告で差別化しましょう。余談ではありますが、当社のお客さまでも「脱大手ポータルサイト」を掲げる会社が増えています。次回は、「具体的に目立つ現地反響の横断幕」についてお話しします。
<プロフィール>
山本 啓一 (やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。
記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。
企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。
ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)法人名
関連キーワード
関連記事
2024年4月26日 17:302024年4月8日 14:102024年4月3日 15:002024年4月25日 14:002024年4月15日 17:202024年4月5日 17:402024年4月25日 14:00
最近の人気記事
週間アクセスランキング
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース