2024年03月29日( 金 )

「フル規格化」へ課題も、西九州ルートが今秋一部開業(後)

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諫早市の駅東地区第二種市街地再開発事業で完成した「iiSA(イーサ)」。
左から連棟の再開発ビル2棟、高層マンション、駐車場棟。
マンションの高さは市内随一の51.98m
(=2021年5月14日撮影、
諫早市HP「諫早駅周辺整備事業の進捗状況について」を抜粋)

【諫早駅】県内最大のSC進出も

 諫早市は長崎市、佐世保市に次ぎ長崎県3位の人口約13万人を抱える。諫早駅は在来線・長崎線や大村線との併設となる。私鉄・島原鉄道も乗り入れており、観光地の島原温泉と雲仙温泉を抱える島原半島への玄関口になる。

 駅東側では新幹線の開業を待たず、市が進める駅東地区第二種市街地再開発事業の大半が終わった。地上3階建と6階建が連棟する再開発ビル「iiSA(イーサ)」や16階建の高層マンションなどが再開発の目玉となった。iiSAには、市が保有しイベントやコンサート、展示スペースなどに有料で貸し出す「交流広場」、102室のホテル、店舗、レンタルオフィス、バス待合所などが入る。

 高層マンション「ライオンズ諫早ステーションスクエア」の高さは、市内最高の51.98m。分譲した99戸はすでに完売、土地所有者の権利分6戸と合わせ総戸数は105戸。iiSA東側では、バスやタクシーなどの公共交通広場が今春オープン予定。すでに完成した一般交通広場とともに、駅東口のターミナル機能が充実する。

 さらに、長崎自動車道・諫早ICと島原半島を結ぶ自動車専用道・島原道路沿いの長野土地区画整理事業12haの一角に、県内最大規模のショッピングセンター「ゆめタウン諫早(仮称)」の進出も計画される。23年度の開業が予定されている。

【南里 秀之】

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