弱みを生かした福岡の都市づくり再考「遅い開発」と中古市場の親和性(2)
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「自分に合った空間に住まう。」
また、住居空間に関しても、リノベーションの動向は拡大してきている。家を購入する人がいた場合、日本では10人のうち8人が新築住宅を買い、2人が中古住宅を買う。その割合を逆転していきたいと考えているのが、「リノベる。」創業者の山下智弘氏だ。
リノベる。は、中古住宅のワンストップリノベーションサービスで、物件探しから住宅ローン、リノベーションの設計施工まで、中古住宅リノベーションの一連の流れをワンストップでサポートするサービスとして2010年に立ち上がった。同社は、「顧客がどのような暮らしをしたいか」という観点に最重要点を置く。
将来的には、年間1万件の住まいづくりを目指すという。産業界のなかで存在感を示すことは、そのスケールメリットや社会的価値をユーザーへ返還できると考えているからだ。
ライフステージに合わせて、今の自分に合った空間に住まう。もっと気軽に“住む”ことを楽しむ世の中になってほしいと、山下氏は考えている。住宅リノベの強み
■ 新築では手に入らないような土地、地域に住む。
■ 新築よりも費用を抑えられる。
■ 暮らしに合わせてつくり直す。
<プロフィール>
松岡 秀樹(まつおか・ひでき)
インテリアデザイナー/ディレクター
1978年、山口県生まれ。大学の建築学科を卒業後、店舗設計・商品開発・ブランディングを通して商業デザインを学ぶ。大手内装設計施工会社で全国の商業施設の店舗デザインを手がけ、現在は住空間デザインを中心に福岡市で活動中。メインテーマは「教育」「デザイン」「ビジネス」。21年12月には丹青社が主催する「次世代アイデアコンテスト2021」で最優秀賞を受賞した。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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