令和の採用活動ノウハウ(4)地方企業こそ新卒採用にSNSを!
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2023年入社の学生や24年入社の学生、通称“23卒”や“24卒”の新卒採用活動が盛り上がっています。最近では、コロナ禍で縮小した採用見込み数は、コロナ以前の水準にまで徐々に戻ってきたようです。
全国の主要企業1万5,964社を対象に、23卒の採用方針について調査を実施した(株)ディスコ(東京都文京区)によれば、「増加」は26.6%で、「減少」(6.0%)を大きく上回る結果となりました。
本記事では、23卒や24卒のような『Z世代』と呼ばれる就活生から、どうやってエントリーを獲得できるのかをまとめてみたいと思います。
(1)就活の情報収集に『SNSの活用』が約60%
電通が発表した「Z世代就活生 まるわかり調査2022」によると、就職活動に関する情報収集手段として、約60%の学生が何かしらのSNSを活用しているようです。なかでもLINE、Twitter、Instagramに関しては、およそ2人に1人が活用していることがわかります。「SNSはよくわからないから」と避けるのではなく、まずはSNSのアカウント作成から挑戦してみることが重要になりそうです。
(2)Z世代は企業を選ぶときに何を重要視しているのか?
Z世代の就活生は、企業選択・エントリーをするときに、どのような内容を重視しているのかを見ていきましょう。こちらも同じ電通調べによると、1位は社内の風通しがいいこと、2位は会社や業界の将来性、3位は収益性が安定していることでした。会社の雰囲気を伝えるためには、写真を投稿できるInstagramや、等身大のつぶやきをすることができるTwitterなどを活用していくと良さそうです。
今の就活生は、ナビサイトを見て応募をするという動きではなく、ナビサイトを見た後に、企業名をインターネットで検索するようです。SNSなどを活用しておくことで、学生に認知され、エントリーにつながる可能性も低くないと思います。可能な範囲からで良いので、既存のやり方だけではなく、新たな活動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
<プロフィール>
高村 一光 (たかむら・いっこう)
大学生限定のビジネスコミュニティ『仕事塾』代表
1994年生まれ。福岡中央高校・西南学院大学を卒業。2017年から21年9月まで人材大手企業のパーソルキャリア(株)にて、法人の採用支援コンサルタントとして勤務。退職後、前職で培った経験を基に開設したビジネスコミュニティ「仕事塾」を本格始動。大学生へのビジネス経験促進や法人への新卒採用の支援を通じて、雇用の安定化や労働生産性の向上に向けて尽力している。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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