2024年05月13日( 月 )

【GLC】南熊本で最大規模のマンション開発へ

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(株)グッドライフカンパニー

    熊本市の市有地(熊本技術専門学院跡)が入札により売却され、(株)グッドライフカンパニー(東証スタンダード)が取得していたことがわかった。2月10日に行われた入札には、同社を含めて6社が参加していた。

 グッドライフカンパニーは同地において、JR南熊本駅から徒歩3分の立地を生かしたファミリーと単身向けの複合型賃貸マンション(全84戸)の開発を予定しているといい、完成すれば建物の延床面積では同社最大規模の約6,000m2となる。

 これについて同社は、「JR平成駅から水前寺駅までのエリアでは、これまで多くの物件を供給してきた。ファミリーと単身ともに入居率が高く、需要の多さを実感している」と話す。周辺にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの生活利便施設のほか、公園も充実。敷地の東側は1周160mのジョギングコースを備えた八王寺公園が隣接している。

熊本技術専門学院跡に開発予定の
「LIBTH南熊本駅(仮称)」

    また、「TSMCが建設中の新工場には、市内中心部から公共機関で通勤する方も多いはず。そういった新規の需要も取り込めるポテンシャルの高い立地」と企画への意気込みを話してくれた。なお、同社はTSMC新工場のお膝元である菊陽町でも3棟のマンション開発を進めている。今秋完成予定の物件は9階建・56戸、来春完成予定の物件は8階建・42戸、来秋完成予定の物件は14階建・52戸と、いずれも菊陽町における幹線道路・国道57号(東バイパス)に近いエリアで供給される。また、すべての物件が、周辺エリアで需要が増加している3LDKの広めの間取りとなっている。

 熊本市で創業した同社はこれまで、熊本市内を中心に県内で93棟(4,448戸)の賃貸マンションを供給してきた。2018年に熊本市から福岡市に本店移転し、マンション供給の軸足を福岡市内に移したものの、以降も熊本での供給は継続。TSMCの新工場開発やインフラ整備計画の発表などにより、熊本への注目度が高まるなかで旧市有地における大型マンション計画を始動することとなった。「福岡市、熊本市、那覇市が重要拠点であることに変わりない」とはいうものの、これまで以上に熊本での供給には力を入れていきそうだ。

菊陽町で開発中のマンション3棟
菊陽町で開発中のマンション3棟

<COMPANY INFORMATION>
代 表 :高村 隼人
所在地 :福岡市博多区博多駅前2-17-8 3F
熊本支社:熊本市中央区水前寺1-1-5 1F
設 立 :2008年6月
TEL :092-471-4123
URL :https://www.goodlife-c.co.jp/

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