2024年05月17日( 金 )

【独自】旧統一教会の関連団体、福岡市公共施設利用をキャンセル

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 8日、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の関連団体「世界平和女性連合」(WFWP)が福岡市健康づくりセンター「あいれふ」(福岡市中央区)の講堂において、今月24日、女子留学生弁論大会福岡県大会を開催予定であったが、女性連合側から利用申請の取り下げが行われたことが判明した。今月から来月にかけて、各都道府県単位で女性連合の弁論大会が開催されるが、団体側からの申し出で会場使用がキャンセルされたのは全国初と見られる。

 福岡市健康づくりセンターは、2012年より「福岡市医師会・鹿島建物共同事業体」が指定管理者として運営を行っている。

高島宗一郎・福岡市長宛てに
要望書を提出する市民団体

    今日午前中、市民団体「統一教会から福岡を守る会」により、留学生弁論大会会場使用許可の見直しを求める要望書が、高島宗一郎・福岡市長宛てに提出され、午後からは、日本共産党福岡市議団からも申し入れが行われるなど、旧統一教会の関連団体に福岡市の公共施設を貸し出すことに反対の声が広がっていた。

市民からの要望書提出について回答する福岡市健康増進課
市民からの要望書提出について
回答する福岡市健康増進課

    共産党福岡市議団の中山郁美市議は「旧統一教会は、関連団体の活動を通じて、布教、信者拡大につなげてきた。現在、市の公共施設であるボランティアセンター・『あすみん』への同女性連合の登録の可否の審議が行われている最中に、同じ市の施設を使用させることは許されない」と語った。

 

【近藤 将勝】

関連キーワード

関連記事