令和の採用活動ノウハウ(10・後)新卒採用はいつ始めどう動けばいい?
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(続き)
(3)よくある問題:採用担当の工数問題前編では、『秋・冬インターンシップの開催をする』をオススメさせていただきました。秋・冬インターンシップの開催により、本選考よりも早く学生と接点をもつことができ、3月のナビオープン時期に内定者もいる可能性があり、余裕をもった採用活動を行うことができます。
ですが、とくに中小企業では、『採用担当者の工数負担が増える』という課題が生まれます。その解決方法として、3つほどご紹介させていただきます。
(1)採用担当者を増やす
自社にノウハウもデータも蓄積され、かつ自社社員のため融通の効く対応ができるというメリットがあります。しかし、新たにコストが発生することや、採用後の離職リスクを考える必要もあります。
(2)現場の社員に協力してもらう
採用担当者を増やすのではなく、“社内の協力者を増やす”という考え方です。インターンシップや説明会、面接・面談などで、現場社員の協力があるだけでも非常に助かります。加えて、応募者に現場の雰囲気を伝えることもできるため、非常にオススメです。しかし、本業の合間を縫って採用に協力してもらうため、社内の関係値を意識すべきでしょう。
(3)外部の協力者を増やす
“社内ではなく社外の協力者を増やす”という考え方です。採用ノウハウがある方が実施しているケースが多く、教育の必要がないため即実行が可能で、効率と効果の最大化が期待できます。一方、社外リソースであることから、ノウハウが社内に蓄積されづらいことや費用が発生することがリスクになります。
以上です。いかがでしたでしょうか。新卒採用の早期化は年々進行していますが、全体を把握して協力者を増やすことができれば、採用活動に好影響が出てくると思います。24年卒・25年卒の採用活動に、少しでもお役に立てば幸いです。
<プロフィール>
高村 一光 (たかむら・いっこう)
大学生限定のビジネスコミュニティ『仕事塾』代表
1994年生まれ。福岡中央高校・西南学院大学を卒業。2017年から21年9月まで人材大手企業のパーソルキャリア(株)にて、法人の採用支援コンサルタントとして勤務。退職後、前職で培った経験を基に開設したビジネスコミュニティ『仕事塾』を本格始動。現役の大学生が企業の新卒採用を支援する『学生人事』を展開し、ミスマッチをなくすために活動中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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