2024年05月20日( 月 )

省エネ管理「アセットAiシステム」で、社会の脱炭素化に強力な一手を提案する

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(株)アセットAi

メーカーの垣根を越えた省エネ管理システムで
一元管理の「可視化」と「削減」を実現

    世界的にカーボンニュートラルの要請が高まるなか、大手製造業を中心にサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の可視化と、排出量の削減に向けた取り組みが求められている。「可視化」と「削減」という2つの要請に同時に応える省エネ管理システム「アセットAi」の開発・販売を手がけるのが、(株)アセットAiだ。

 同社が開発するアセットAiはシステムとして、センサー、Ai Cube、Ai Green Pro、クラウド、Ai Saver Unitの5つで構成される。センサーは温湿度等の環境指数や、運転状況の指標となる電力使用量、ガス・水道・受電電力量などの情報を検知する。センサーが検知した情報は、システムの核であるAi Cubeに集められ、そこからインターネット回線でクラウドに送信される。顧客はAi Green Proという専用のウェブページからクラウドにアクセスして、エネルギー使用量と運転状況などを確認することができる。これが可視化だ。また、Ai Cubeは収集した情報を基に運転状況を分析し、過剰な機器使用を判断した場合、Ai Saver Unitを通して各設備・機器に対して制御信号を送り、適正に運転をコントロールして、温室効果ガスの削減を実現する。

 同社のシステムの画期的な点は、対象となる設備や機器のメーカーの違いを越えて運転情報を収集・可視化し、それに基づく運転制御(削減)までをアセットAiシステムのみで実現する点にある。従来システムの多くは、メーカーの枠に縛られており、雑多な設備や機器を備えた1つの事業所として全体を可視化し制御するには、メーカーごとのシステムの上にさらに別システムを用意するなどの対応が必要であった。しかし、アセットAiシステムは、このシステムのみで一元的に事業所全体の可視化と削減を実現する。

具体的な導入方法 快適と削減を両立

 具体的に、空調を可視化・制御する方法として導入する場合、電気の使用量を収集するセンサーと、環境指数(温湿度等)を収集するセンサーを設置する。センサーは無線対応であるため、配線の必要がなく簡単に任意の場所に設置可能だ。センサーで収集された情報はAi Cubeに集められる。Ai Cubeは11cm四方の函体で場所をとらない。Ai Saver Unitが出す制御信号は、弱運転、強運転、運転停止等の3パターンの出力が可能である。Ai Saver Unitという制御専用のユニットを設けているのは、制御対象機器のメーカーや機器数に応じてカスタマイズを行うためで、これにより細かい運転制御を行うことが可能だ。

 従来型のシステムは、運転と停止をあらかじめ決められた順番でしか制御できないため、快適性を損なうことがあった。しかしアセットAiは、快適な環境と排出量削減を両立する制御動作が可能だ。可視化に際しては、利用者はAi Green Pro(専用ウェブページ)からクラウドを通して情報を閲覧するが、そのデータも毎分、時間、月間、年間単位での集計や、比較、CSV形式など、さまざまな角度から見せ方を変え、ダウンロードができる。

 Ai CubeとAi Saver Unitが分かれていることにより、Ai Cubeのみを導入して、可視化サービスのみ利用することも可能であるが、実際の導入例としてはAi Saver Unitまで導入しての削減実現の要望が多い。そのため、近日、Ai CubeとAi Saver Unitを一体化したユニットも発売を予定している。

強力な脱炭素経営をサポートする新時代の経営パートナー

 アセットAiの導入に適した施設例としては、高圧電力を利用した商業施設、物流倉庫、製造工場、学校、病院、公共施設などである。現在、低圧電力の小規模店舗・施設への対応も検討中だ。削減実績として10~20%程度の効果が期待できる。

 導入に際しては、まず、過去3年分の電気料金請求書や施設の図面管理資料の確認とヒアリングを行い、現地調査、省エネシミュレーションの提案・見積もり、契約を締結すると、設備工事、テスト運用などを経て、おおよそ1~2カ月程度で導入が完了する。

 導入後のサービス運用に対するフォローも充実している。導入後は長期的に環境に合ったかたちで運用評価の見直しを行うことにより、無理のない排出量削減シェアの維持をサポートする。また必要に応じて「省エネ法」や「温対法」などに対応した報告書の作成支援まで行う。

 メーカーの違いを越え可視化から制御までを単一のシステムで実現するアセットAiは、複雑さを排した脱炭素経営を提案するシステムとして、脱炭素化にかかるコストの削減のみならず、脱炭素化が必須の企業責任として求められる時代の強力な経営パートナーとなるはずだ。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:山崎 勝広
所在地:福岡市博多区那珂6-2-1
設 立:2021年1月
資本金:2,500万円
TEL:092-292-1567
URL:https://www.asset-ai.co.jp

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