2024年05月22日( 水 )

アビスパ、圧倒もスコアレスドロー 名古屋0-0福岡

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 サッカーJ1リーグアビスパ福岡は7日、アウェーの豊田スタジアムで名古屋グランパスと第7節の試合を行った。

 昨シーズン、アビスパは名古屋に対しリーグ戦・カップ戦合計で3勝1敗と大きく勝ち越した。とくにルヴァンカップ準決勝では、完璧な試合運びで2試合連続1-0の完封勝利。いわば「お得意様」として、大きく白星を稼ぐことができた。

 その名古屋は、今シーズンに向けて大規模な補強を敢行。FWキャスパー・ユンカー、FWパトリックらJリーグで実績のあるストライカーを獲得したが、そのなかでも注目を集めたのがアビスパ福岡で大ブレイクしたFW山岸祐也だ。

 名古屋戦は、いわば山岸ダービー……と腕まくりをしてこの試合を待ち受けたアビスパサポーターは少なくなかったが、残念ながら山岸は3月30日の横浜F・マリノス戦で左ひざを負傷。ベンチ入りメンバーには選ばれず、アビスパとの再会は次回に持ち越しとなった。

イメージ    代わりに、アビスパの前に立ちはだかったのが、これも今シーズンから名古屋に加わった、元アビスパDF三國ケネディエブス。青森山田高から2019年にアビスパに加入し、長身と長いストライドで高い将来性を期待された逸材だ。期限付き移籍で武者修行したのち、昨シーズンは自身最多の28試合に出場。いよいよ本領発揮……と思われた矢先の名古屋移籍に対し、アビスパサポーターからは山岸を惜しむ声とはまた違った嘆声が挙がった。

 今シーズンのDF三國は、開幕から全試合出場。顔ぶれが大きく変わった名古屋守備陣のなかで、確かな存在感を示している。この試合でも、長身を生かしたディフェンスでアビスパの攻撃を阻むシーンが見受けられた。

 まず試合を動かしたのはアビスパに今シーズン新加入した2人の選手だ。10分、名古屋ゴール前の混戦から左サイドでボールを受けたFW岩崎悠人が右足でゴールに向かう軌道のクロスを上げると、これに頭で合わせたのがFWシャハブ・ザヘディ。ドンピシャのタイミングで叩いたボールはクロスバーを直撃、弾道がもう10cm低ければ完璧な先制ゴールだった。

 このアビスパの大チャンス以降、試合はアビスパペースで進んでいく。個人技術で上回る名古屋の選手たちを、まったく手を抜かないアビスパの選手たちが追い回し、ボールを刈り取る。圧倒的な攻勢を続けるが、残念ながらゴールだけが生まれない。

 後半になると名古屋が選手交代から形勢逆転を狙うが、長谷川健太監督の作戦は実を結ばない。対するアビスパ側も、水曜日の鹿島戦から中3日と日程的に厳しいなか、選手たちの動きは徐々に精彩を欠いていき、試合はこのまま0-0で終了となった。

 シュート数ではアビスパ12本に対して名古屋は3本。ここからもわかるように、終始アビスパ攻勢のまま推移した一戦だったが、「判定勝ち」のないサッカーの宿命として、勝ち点1を分け合う結果となった。

 アビスパの次戦は13日(土)、ホーム・ベスト電器スタジアムでのサンフレッチェ広島戦。連戦を終え、リフレッシュした状態で迎える広島戦、ぜひ快勝を期待したいところだ。

【深水 央】

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