2024年12月11日( 水 )

小野建、24年3月期決算は増収も減益 原価と販管費増響く

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 15日、小野建(株)(本社:北九州市小倉北区、小野建代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は2,819億3,300万円(前期比7.3%増)、営業利益は82億1,900万円(同15.6%減)、経常利益は83億4,200万円(同16.2%減)、当期純利益は57億6,100万円(同18.0%減)で、増収減益となった。

 主な決算要因としては、売上面では、販売数量の増加と販売単価の高止まりならびに大型案件を中心に工事請負事業が堅調に推移したことにより増収したものの、利益面では、工事請負事業は増益したものの、鉄鋼商品販売事業において在庫商品販売を中心に利益率が低下し、さらには運賃・人件費と減価償却費の増加を主因とする販管費の増加によって減益になったとしている。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は3,020億円(同7.1%増)、営業利益は85億円(同3.4%増)、経常利益は86億円(同3.1%増)、当期純利益は58億円(同0.7%増)で、増収とやや増益を予想している。

【寺村朋輝】

関連キーワード

関連記事