2024年12月11日( 水 )

石破茂氏が第103代首相に選出される~第2次石破内閣成立へ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 11日午後に行われた衆参両院の本会議で、石破茂首相(自民党総裁)が第103代首相に指名された。与党は、先月の衆院選で過半数の議席を失い少数与党となっていた。

 衆議院の首相指名選挙は決選投票となった。決選投票は、1994年に村山富市首相(当時)が選出されて以来30年ぶりとなる。

 衆議院の投票総数は465票(過半数233票)。第1回投票では、石破氏が221票、野田氏151票で、いずれも過半数に満たず、決選投票となった。

 石破・野田氏以外の得票数は、日本維新の会の馬場信幸代表が38票、国民民主党の玉木雄一郎代表が28票、れいわ新選組の山本太郎代表が9票、共産党の田村智子委員長が8票、参政党の神谷宗幣代表が3票などであった。

 決選投票での得票数は、石破首相221票、野田代表160票、決選投票の2人以外が記載された無効票が84票で、石破氏が首相に選出された。参議院では、1回目の投票で石破氏が過半数(120)以上を獲得した。石破氏の獲得票数は142、野田氏は46だった。

 これを受けて今夜、自民、公明両党連立の第2次石破内閣が発足する。しかし、自民・公明は少数与党に転落しており、24年度補正予算案や来年度予算案を含むすべての予算・法案は、野党が協力しない場合、成立しない。そのため、衆院選で議席を増加させた国民と政策面で協議を進めており、石破政権は厳しい政権運営を余儀なくされることとなる。

【近藤将勝】

政治・行政記者募集

 企業調査会社(株)データ・マックスが手がける経営情報誌『I・B』やニュースサイト「NetIB-News」は、信頼性の高い情報ソースとして多くの経営者にご活用いただいています。メディアとしてさまざまな情報を取り扱っており、国内外や地元福岡の政治動向に関する情報は経営者以外にも自治体組長や国会議員、地方議員などに幅広く読まれています。

 そこで、さらなる記事の質の向上を目的に、福岡の政治・行政、また中央政界の動向などをテーマにオリジナル記事を執筆いただける政治・行政記者を募集しております。

 記事の内容は、インタビュー、政局や選挙などを中心に扱います。詳しくは掲載実績をご参照ください。

 企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。現在、業界に身を置いている方や行政取材に興味がある方なども大歓迎です。

 ご応募いただける場合は、こちら(hensyu@data-max.co.jp)まで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点などがございましたらお気軽にお問い合わせください(返信にお時間いただく可能性がございます)。

関連キーワード

関連記事