4月30日、九州電力(株)(本社:福岡市、池辺和弘代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は2兆3,568億3,300万円(前期比10.2%増)、営業利益は1,995億6,400万円(同21.7%減)、経常利益は1,946億6,900万円(同18.3%減)、当期純利益は1,287億6,600万円(同22.6%減)で、売上高は過去最高を更新したものの、利益面では減益となった。
決算要因としては、猛暑や厳冬により小売販売電力量が増加したことに加え、卸売販売電力量の増加や容量確保契約金額の計上により売上高は増加した。一方で、燃料費調整の期ずれ影響や卸電力取引価格の上昇、他社受電の増加、容量拠出金の計上などにより経常費用が増大し、営業利益および経常利益は減少した。また、減損損失や関係会社事業に係る損失の計上が当期純利益の押し下げ要因となった。
来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は2兆2,500億円(前期比4.5%減)、営業利益は1,800億円(同9.8%減)、経常利益は1,600億円(同17.8%減)、当期純利益は1,200億円(同6.8%減)で、減収減益を予想している。
【寺村朋輝】
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