2024年04月25日( 木 )

秋の交通安全街頭運動が蔵本交差点で実施

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 社団法人福岡県トラック協会による交通安全街頭運動が、13日午前10時から福岡県博多区奈良屋町の蔵本交差点付近で行われた。

 この取り組みは毎年秋頃に行われており、県トラック協会の活動を理解してもらうのと同時に、業界の社会貢献活動の一環として多くの人々に交通安全への理解を深めてもらうことを目的としている。協会員は交差点の対角4カ所に、「信号を守ろう」「STOP‼︎飲酒運転」と書かれた横断幕を設置し、横断歩道を渡る人々にトラック協会の名前を入れたタオルや入浴剤などを配り、交通安全に関する呼びかけを行った。

 今年の1回目は10月23日に中央区天神の天神橋口交差点で行われていた。関係者によると、天神橋口交差点と蔵本交差点は福岡市内でも交通事故や交通違反の発生件数がとくに多い場所とのこと。この取材中も、蔵本交差点では赤信号であるにもかかわらず、無理矢理通過しようとする車が後を絶たなかった。

 県トラック協会の副会長で同協会の福岡支部長を務める中嶋利文氏は、「こうして交差点付近を見ていると、赤信号であるにもかかわらず通過しようとする車が一番目につく。我々車の運転に関わる業界として、率先して交通ルールを守る義務や責任があることを訴えなければならないと思っている」と語った。
 また、「トラック業界の労働環境は厳しいといわれるが、ドライバーの安全運転への意識は高まりつつあり、交通事故や違反の件数そのものは減りつつある。今後、我々の業界だけに限らず、ほかの業界とも一緒になってこうした運動に取り組めたら、まだまだ交通安全への意識は高まっていくと思う」と話した。

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