2024年03月19日( 火 )

メルカリ調べ、50・60代の出品第1位はレコード

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シニア世代が趣味に活用

 フリマアプリ「メルカリ」のサービスを運営している(株)メルカリは20日、50・60代の利用者の出品カテゴリー第1位が「レコード」とする調査結果を発表した。この調査は、11月7日に発表された「みんなのかくれ資産調査委員会」(監修:(株)ニッセイ基礎研究所、データ提供:(株)メルカリ)を受けてのもの。60代以上の女性が、最もかくれ資産(家庭に眠る不用品で流通可能なもの)を所有するという結果について、2013年7月から18年10月までの利用データを分析した。

 調査は20・30代の利用データとの比較分析。その結果は、20・30代がおむつやベビー服といった子ども用品など生活に関わる物の取引が多かったのに対し、50・60代は、美術品やスポーツ用品など趣味に関わる物の取引が多かった。

 50・60代の出品カテゴリーは1位「レコード」、2位「美術品」、3位「ゴルフ」の順。購入カテゴリーでは、1位「ゴルフ」、2位「美術品」、3位「オートバイアクセサリー」となっている。なお、取引成立率では、50・60代の女性が40.33%と最も高かった。

 利用者の声では、「断捨離のつもりで着物をリメイクして出品いたしましたが、今は色々着物を探し歩いて、リメイクしてメルカリに出品しています。作る楽しみと売れる喜びで充実感にあふれ80歳過ぎまで頑張るつもりです」(東京都 女性 70代)というものもあり、「メルカリ」がシニア世代の楽しみとなっている様子がうかがえる。

 同社では、利用状況をふまえ、12月5日(水)に「メルカリ東京オフィス内イベントスペース」で60歳以上限定のメルカリ座談会を開催する予定。「より幅広い方にご利用いただけるよう機能改善や安全・安心なマーケットプレイスの創出を目指していく」としている。

【山下 康太】

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