2024年04月26日( 金 )

生涯介護のいらない人生で最期まで親の尊厳を保つ~自分で行う健康チェック

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健康に勝る幸せなし

 今回は、よくある病症を選出して特徴となる現象を紹介いたします。これらは、あくまでも可能性、疑いがあるというもので、病院での診察が重要であることはいうまでもありません。健康に勝る幸せはないでしょう。

よくある病症

長尾治療院 長尾 良一 院長

1:顔のほうれい線が深い人は高血糖の可能性が高い
2:耳の前、こめかみ側に縦のシワが多くある人は心臓病(心筋梗塞)の可能性あり
3:耳垂(耳タブ)が痩せてシワが多いのは脳梗塞の可能性あり
4:眼球の白目の部分が黄色に成っている場合は肝臓病、またはすい臓癌の場合もある
5:息切れがある場合の原因チェック:肺か心臓か?

A)脈拍数が15秒間に呼吸数の4倍より少ない場合は肺疾患の可能性あり。そのほか、喘鳴音・咳・痰が出る、横になると息切れをするなどがあるとさらに濃厚。
B)脈拍数が15秒間に呼吸数の5倍よりも多い場合は心臓疾患の可能性あり。ほかに血圧が高い、喫煙をしているなどが加わるとより濃厚。
C)脈拍数が15秒間に呼吸数の4倍と5倍の間か同じ場合はどちらの可能性も低い。

6: 爪の異常でわかること
A)爪に縦筋が入っているものは老化症状。
B)爪に横筋が入っているものは貧血、爪が白いのも貧血、爪が薄いのは鉄欠乏貧血。
C)爪が紫色をしている場合は瘀血(血液ドロドロ)を意味する。

7:舌でわかること
A)舌の表面がツルツルの場合は悪性貧血または精神障害がある可能性もある。
B)舌の色が淡白の場合は水分の滞り、舌の淵に歯の型が付いているのは歯根舌と呼び浮腫み血液の流れも悪く冷えており、頭痛、めまい、下痢などが出やすい状況といえるでしょう。
C)舌の裏の静脈が太く、色が濃く、怒張し、青黒く盛り上がって見えるのは瘀血であり、傷も治りにくく、目の疲れや血液の流れが滞れば脳梗塞、心筋梗塞の恐れもある。舌が紅い場合や紫色も同じである。
D)舌が大きいのは消化能力が高いことを意味し、乾燥しているのは胃の異常を示す。

8:顔の皮膚に現れるシグナル
A)唇の乾燥は疲れや血行が悪く冷えがあることを示している。
B)吹き出物は肝・腎の解毒作用の低下や消化器の機能低下、目の周囲は肝、鼻は肺、口は胃腸を疑ってみる。目の下のクマは腎臓、唇の荒れは糖尿病、赤鼻、掌の親指の付け根の拇指丘が赤くなっていると肝臓の機能低下の可能性が高い。小鼻がぴくぴくするのは肺が弱っている可能性が高い。

9:狭心症のサイン
急激な体重増加と止まらない咳、心筋梗塞、無痛性心筋梗塞でも全身性冷や汗が信号。

10:脳梗塞チェック
1cm幅で蚊取り線香のように5廻りの線を引き、1分以内にこの線に触れないように赤線を引く。2カ所以上線がくっついている所があると脳梗塞の疑いあり。右手と左手を分けて行う。右手は左脳、左手は右脳になる。

 別法としてバレーサインチェックがある。両腕を、掌を上にして肩の高さで前に出し、10秒間目を閉じていると片方の腕が内側に回転したり、下がる。このサインがあると脳梗塞の疑いあり。また、つぎ足歩行という方法もある。一直線上をつま先と踵(かかと)を付けるように歩き、フラつき横に踏みはずしたりすると脳梗塞の疑いあり。

11:氷食症、異食症(鉄欠乏症) 

12:むずむず脚症候群
足の外側がむず痒い、ふくらはぎから踵(かかと)など、そして足全体、皮膚の下を虫が這い回っているような感じとなり、肩のあたりにも広がるというように段々ひどくなり全身におよぶこともある。ドーパミンの異常が原因と言われている。

■長尾治療院
代 表:長尾 良一
所在地:佐賀県唐津市西城内6-7
設 立:1980年
URL:http://nagao-chiryouin.jp
E-mail:nagao@ia8.itkeeper.ne.jp

<プロフィール>
長尾 良一(ながお・りょういち)

1949年福岡県生まれ。手技療法の大家であった父・松造氏の後を継ぎ、長尾流の手技と独自の鍼灸治療で現在に至る。日中特種鍼法研究会会長。

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