• このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年05月24日 18:41

【特報2】川﨑大資こと塩田大介氏の代理人弁護士がデータ・マックスに回答書で「警告」~横浜幸銀と佐賀銀行は不可解な「取材拒否」

■代理人弁護士は「やってはいけないことだった」

データ・マックスに届いた回答書 
※クリックで拡大

 データ・マックスに対して5月23日付で、川﨑大資こと塩田大介氏の代理人を務める弁護士から回答書が届いた。回答書の内容は、「事実と異なる誤った記事を掲載し続けるのであれば損害賠償請求の提起、刑事の法的措置をとる」として「警告する」というもの。しかし、記事(第3弾第4弾)で報じた企業主導型保育事業の助成金申請書類を偽造した疑惑については「誤った写真を添付した」とし、「書類上の不備が一部あった」と記事内容を認めたかたちだ。

 代理人弁護士は23日に電話取材に応じ、川﨑大資氏がかつてABCホームで会長を務め、競売入札妨害で実刑判決(2013年)を受けた塩田大介氏であることを認めた。さらに、公益財団法人児童育成協会の印章(印鑑)を偽造したことについても「やってはいけないことだった」と認めている。

 代理人弁護士は、塩田氏が児童育成協会発行の「助成決定通知書」を偽造して横浜幸銀信用組合(本店営業部:横浜市中区)から融資を受けたことも認めている。代理人弁護士によると、塩田氏は「横浜幸銀に融資を返済することを約束し、銀行側も同意した」と主張しているという。

ABCホーム会長時代の塩田大介氏(左/アクセスジャーナルより)と、
「川﨑大資」を名乗る現在の塩田大介氏

■横浜幸銀と佐賀銀行の融資担当者は「回答できない」

 横浜幸銀で塩田氏の案件を担当したのは、営業本部第一営業部(横浜市中区)に所属する安東泰樹・部長代理。横浜幸銀の第一営業部は今日午前、安東氏が「出張中」のため取材に応じられないとしていたが、午後になると一転、いないはずの安東氏自身が取材に応じた。

 しかし、安東氏は取材に対して「回答できない」と繰り返していっさい質問に答えず、塩田氏代理人が主張する「融資のもととなった文書の偽造を認めたうえで、返済を約束した」とする内容についても否定しなかった。

 一方、塩田氏が代表を務め、企業主導型保育事業の助成金申請コンサルタントなどを業務としていた「株式会社WINカンパニー」(登記上本社:福岡市早良区西新/実際は同市博多区吉塚)の主力銀行として取引を続けてきた佐賀銀行(本店:佐賀市唐人)の博多支店(福岡市博多区)は、取材対応そのものを完全に拒否し続けている。関係者の話をまとめると、佐賀銀行は福岡市中央区の案件について1億2,000万円から1億5,000万円を塩田氏に融資している可能性が高いが、同行は塩田氏と取引があるかを含めたいっさいの取材に応じようとしない。

 関係者の話では、博多支店で支店長代理を務めるMという男性行員が塩田氏の案件に関与しており、特別取材班は複数回にわたって取材を試みていたが、応じることがなかった。

塩田氏が代表を務めるWINカ
ンパニーの主力銀行である、
佐賀銀行博多支店(福岡市博多区)

 佐賀銀行がなぜ塩田氏との取引に応じたのか、九州地銀の関係者は一様に困惑を隠せない。「うちにも取引先から『川﨑氏(塩田氏)に融資してほしい』という話がありましたが、(データベースに)照会すると一発でブラックな人物だとわかりましたので、すぐに断っています。なぜ佐賀銀行が融資などの取引に応じたのか、理解に苦しみます」(九州地銀関係者)

 24日午前、佐賀銀行博多支店に赴くと、M支店長代理が驚いたような顔で対応に出た。支店長と思われる男性に何事かささやいて確認した後、真っ赤な顔で「取材には応じられません」と答えたM支店長代理。涙目になりながらも頭を下げ続けたM氏だが、それを横目で見ながら支店長以下、行員たちの無表情な群れはM氏をかばおうともせず「我関せず」と目をそらし続けるだけだった。

 佐賀銀行が塩田氏に付け入る隙を与えたとすれば、それはこうした醜悪な保身主義と事なかれ主義が行内に蔓延していることではなかったのか。組織をターゲットにする詐欺師は人間関係の分断を突き、一点突破であっという間に内部を侵食するという。

【特別取材班】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

     

トップニュース

2020年06月05日 17:05

【みやき町】「元なでしこ」海堀ディレクター委嘱式・女子サッカーチーム・ユニフォーム発表

 佐賀県みやき町こすもす館において、5日、海堀あゆみ氏のみやき町スポーツ政策ディレクター委嘱式および「みやきなでしこクラブU-15」のユニフォーム発表会が行われた...

2020年06月05日 16:58

コロナ危機の裏で深刻化する食糧問題と加熱する種子争奪戦争(中編)

 あまり知られていないが、アフガニスタンは40年前には豊かな農業の輸出国であった。アメリカ軍はアフガニスタン侵攻に際し、「2007年までには同国が再び食糧に関して自給...

2020年06月05日 16:00

伊都きんぐの感謝の0円販売、あっという間に終了

 「どらきんぐエース」、「どらきんぐ生(期間限定商品)」などを販売する伊都きんぐ。同店は公式Twitterを通じてあまおう苺入りチョコレート「いちごの卵」の「訳アリ大...

2020年06月05日 15:00

厚生労働省公表の「ブラック企業」6月1日発表 福岡労働局分

 6月1日に公表された福岡労働局分は下記の通り...

2020年06月05日 14:51

国家インフラに「負担金」不可解(前)

 遅々として進まない整備新幹線を尻目に、JR東海が手がけるリニア中央新幹線は着実に整備が進んでいるように見える...

2020年06月05日 14:40

今できることに堅実に挑む~(有)金谷洋瓦工事店

 屋根工事一筋53年の社歴を有し、福岡県内だけでなく、県外でも多くの受注実績を有する(有)金谷洋瓦工事店。金谷宏之代表を始めとした熟練した技術者および同社専属職人の高...

2020年06月05日 13:30

「博多廊」「星期菜」などが1日より営業再開~IMD Allianceの取り組み

 営業再開にあたってのあいさつと同社の感染予防対策についてのメールが寄せられたので、以下に紹介する...

2020年06月05日 13:00

【政界インサイダー情報】いよいよ、アベノミクスの目玉IR誘致開発も危険水域

 誰も予想もしなかった、今回の世界的なコロナ感染拡散問題で、この危機管理に対応できず、傷だらけになっている今の政府、強かった筈の安倍一強政権...

2020年06月05日 11:45

(株)ホテルオークラ福岡の社長〜コロナは「新たなホテル業の在り方」を考えさせられた良い機会

 6月に入り、ようやく通常通りの営業に戻し、ホテル内のレストラン・バーも徐々に活気を取り戻しつつあるホテルオークラ福岡。コロナショックにより、改めて業界の役目・今後の...

2020年06月05日 11:14

「 ふくおか筑紫フードバンク」こども食堂のフードパントリーを応援中~エフコープ・西松建設との連携で子どもの居場所づくり(前)

 「ふくおか筑紫フードバンク」の運営を担っているのは、「特定非営利法人チャイルドケアセンター」であり、代表理事は大谷清美氏が務める...

pagetop