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2020年02月06日 10:26

【V・ファーレン長崎】サッカーを通して長崎の地域活性に尽力する(前)

(株)V・ファーレン長崎 代表取締役社長 高田 春奈 氏

 2020年1月2日に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)J2・V・ファーレン長崎(V・ファーレン)の代表取締役社長に就任した高田春奈氏。長崎県内唯一のプロスポーツクラブとして、V・ファーレンがどのように進化し、地域活性化に貢献するのか。クラブの現地点と将来についてインタビューを行った。

クラブ代表として

 ――V・ファーレン長崎の代表取締役社長に就任され、約1カ月が経過いたしました。現在のご心境をお聞かせください。

 高田社長(以下、高田) クラブおよびチームが新たなシーズン(2020年シーズン)を迎えるタイミングで、緊張しているいとまもなく、とても慌ただしい毎日です。1月は、関係各所への代表就任の挨拶や取材、そして2020年シーズンがスタートすることで、選手や監督・コーチを始めとしたチームスタッフとのコミュニケーションと意識統一の実施、新たな体制の発表など、新たなシーズンへの出発への業務が主でした。

 すでにトップチームはキャンプに入っております。1月は沖縄、2月は宮崎でキャンプを実施いたします。J1レベルのチーム力強化を目指して、1月の早い時期から始動いたしました。

 ――改めて代表取締役社長に就任されたきっかけや経緯をお聞かせください。

 高田 V・ファーレン長崎は、ジャパネットグループ((株)ジャパネットホールディングス)となって3年(2017年4月~)になります。

 前の代表取締役社長で父の高田明が、長崎県および県内の各自治体、地元スポンサーの企業、そしてサポーター・ファンの方々のお力を結集するためにクラブのトップとして牽引してきました。

 父は、2年あまりクラブ代表として活動しましたが、それほど長く活動する予定ではなく、もう少し早い時期で後任者へバトンタッチすることがもともとの計画でした。クラブ代表を継承するタイミングがなかなか訪れなかったこともあり、父には昨年末まで続けてもらいました。

 約1年6カ月前、私はクラブの広報および運営を担当しながら父とともに、業務を行ってまいりました。ともにクラブのマネジメントを行うなか、ジャパネットグループの役員人事として私が後任となることがベストだという判断になりました。父からも「代表を引き継いでもらえたら安心だ」とする旨の話もあり、当クラブの経営面に関する現状そして課題、理念など父とともに仕事をしながら共有してきた自負はありましたので、私自身も覚悟・決意いたしました。

2万人の観客動員

 ――父であり前代表の高田明氏から引き継ぐこと、そして新たに春奈代表が挑戦することについてはいかがでしょうか。

 高田 父が経営していたときの課題はまだ残っておりますので、まずはその課題を解決・クリアしていくことです。そのうえで「長崎スタジアムシティプロジェクト」を中心としたスポーツ・地方創生事業を進めるジャパネットグループの(株)リージョナルクリエーション長崎とV・ファーレン、そして長崎県のステークホルダーとのつなぎ役としてクラブマネジメントと連動させていくことが期待されていると思います。

 ――今後の課題について具体的にお聞かせください。

 高田 一番は集客ですね。昨シーズンは、ホームゲームの平均観客動員数は約7,700人でした。J1時は1万人を超えていたなか、2万人が収容できるスタジアム(トランスコスモススタジアム長崎:諫早市)にどのようにしてお客さまにご来場いただくか、最善の取り組みを全社で行います。そして、昨シーズンはチームの成績がJ2で12位(22クラブ中)でした。各選手の能力は高い一方で、それらを引き出すための一体感をつくり上げるまでには至らなかった。フィールドレベルにとどまらず、クラブのフロントそして長崎県全体、人々との一体感をより高めていくことが大切になります。

(つづく)
【文・構成:河原 清明】

<プロフィール>
高田 春奈(たかた・はるな)

 1977年5月、長崎県生まれ。2001年国際基督教大学卒業後、ソニー(株)入社。秘書、人事の経験を経て、05年ジャパネットたかたの人材開発を担う(株)ジャパネットソーシャルキャピタルを設立。10年広告代理店エスプリングアジャンスを設立し代表取締役就任。15年ジャパネットホールディングス取締役、(株)ジャパネットメディアクリエーション代表取締役社長に就任。18年からは(株)V・ファーレン長崎上席執行役員に就任し、広報部門・管理部門・運営部門などの責任者を歴任。

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