2022年06月30日( 木 )
by データ・マックス

老人ホームの可能性を拡げる 心からの笑顔で充実した日々を

(株)末広福祉会 代表取締役
末永 直美 氏

利用者が自分らしく過ごせるために

有料老人ホーム「フラワーガーデン」
介護付き有料老人ホーム「フラワーガーデン」

    福岡市西区拾六町にある介護付き有料老人ホーム「フラワーガーデン」。その名の通り、四季折々の花の咲き乱れる「花園」に出現した、ひとつの「家」のような施設である。運営するのは(株)末広福祉会。利用者が住み慣れた自宅にいるのと変わらぬくつろぎと自分らしさで過ごせるよう、あらゆる場面で細やかな心配りに満たされた、まさに「老人ホームらしくない老人ホームを」のコンセプト通りのホームだ。

 暖かい色合いの照明や家具で設えられた食堂や廊下などの共用部分は、利用者同士やスタッフが家族のように交流できる雰囲気づくりに寄与している。居室に戻ればそこは「アトリエ」。手芸や絵画、書道、工作など、各々が好きなこと得意なことに、だがあくまで自分のペースで取り組めるようさまざまなサービスが用意され、クリエイティブな喜びへと利用者を誘う。そうした生き生きとした日常を、同ホームが提供する食事が支える。レストラン勤務経験を有するスタッフが毎回心を込めて手作りする食事は、味はもちろん、栄養も食べやすさもそして見た目の美しさも非の打ち所がない。

クリスマス
クリスマス会の様子(2019年撮影)

    なによりも季節感である。建物はゆったりとした中庭を取り囲むように設計され、居室からも食堂からも季節の花々を眺められるようになっているほか、正月やひな祭り、ハロウィン、クリスマスなど、心弾ませる行事や飾り付けで四季の移り変わりを共に祝う。コロナ禍のもとでも、たとえばクリスマスには色とりどりのマスクが用意され、ホームはいつもに増して明るい笑顔で満たされた。毎年恒例の夏祭りは約3カ月前から準備を始め、近隣住民も参加できるかたちで実施。プロの演奏家やパフォーマーを招いてのイベントもたびたび開催し、世代や職種を超えて交流を深め社会に参画する機会を提供している。

笑顔、楽しみ、そして満足をテーマに

 このように利用者の「笑顔」と「楽しみ」をテーマに運営される同ホームも今年で16年。2017年には早良区田村に新しい施設「フラワーガーデン・ララ」もオープンしたほか、「一人の人間を、一生涯を通じてみたい」という想いから保育事業の運営も行っている。だが、末広福祉会にはもうひとつ大事なテーマがある。「満足」だ。代表の末永直美氏はこう語る。

 「『満足』は利用者の方のそれだけではありません。ご家族の皆さまも、ひいては、この方々を支えるスタッフ全員にも同じように『満足』していただきたいと思っています。つまり、当社にご縁のあったすべての方に、その人らしく幸せな生活の場を提供できるよう取り組み、多くの人から選ばれる会社でありたいと願っているのです。」

 SDGsは環境問題だけではなく、人々が互いの絆の重要性を再認識し、精神的な豊かさへと回帰する取り組みでもある。多様化する生活様式や考え方に寄り添うサービスを提供しつつ、そのなかで心身の豊かさを追求していく同社の姿は、業種を超えてひとつの企業モデルとなっていくことは間違いない。


<INFORMATION>
代 表:末永 直美
所在地:福岡市西区拾六町1-21-11
設 立:2004年7月
資本金:1,000万円
TEL:092-883-2223
URL:http://www.flowergarden-web.com


<プロフィール>
末永 直美
(すえなが なおみ)
1969年生まれ。2006年3月に介護付有料老人ホーム「フラワーガーデン」を開設。高齢者介護事業のほかにも保育事業の運営も行い、一生涯を通して幸せを感じられる空間の提供を目指している。

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