2022年05月28日( 土 )
by データ・マックス

創業50周年の老舗パッケージ業者 段ボール製造を通じ社会貢献活動に注力

福岡パッケージ(株)
代表取締役社長 庄嶋 毅 氏

国内外で事業を展開

福岡パッケージ(株) 代表取締役社長 庄嶋 毅 氏
福岡パッケージ(株)
代表取締役社長 庄嶋 毅 氏

 福岡パッケージ(株)は1972年6月創業、2000年2月設立の、パッケージの企画・製造・販売業者。もともとフクパグループのダンボール事業部として活動していたが、独立分社し、現在のパッケージング業者となる。リサイクルが可能でコストパフォーマンスにも優れるダンボール製POPや、ディスプレイ、組立・開閉が容易に行えるダンボールなど多彩な商品を提案。地元・福岡のほか沖縄に拠点を構え、多くの有力企業を取引先にもつほか、17年に海外事業をスタートし、米国・ハワイとロサンゼルスにもオフィスを構えている。

デジタル印刷機導入

 コロナ禍による外出自粛、店舗の休業により、同社の取引先である菓子製造企業の売上が減少。その影響で同社へのダンボール受注が大幅に減少した。こうした現状を打破すべく、梱包材以外のダンボール市場開拓に着目し、九州では業界初となるデジタル印刷機「Revo2500W」を導入した。

 同社代表取締役社長・庄嶋毅氏は今回導入したデジタル印刷機の導入について、「当社は今年で創業50周年という節目の年を迎えます。これまでなかった市場をデジタル印刷の導入により開拓していくつもりです」と説明。「デジタル印刷機は従来のフレキソ印刷ではできなかった色、精細なデザインを表現できます。これまではダンボールの上に印刷した紙を貼り付けていたが、ダンボールに直接、複雑なデザインの絵や図柄を印刷することが可能です。これまで印刷して貼っていた紙を減らすこともでき、環境負荷低減にも貢献できるようになりました」と話している。

デジタル印刷機を使用した商品
デジタル印刷機を使用

粕屋町、福岡市と防災協定締結

 同社は社会貢献活動として西日本シティ銀行を引受先とする寄付型私募債の発行を通じて「子ども食堂」への寄付を行うほか、20年に粕屋町、福岡市とそれぞれ防災協定を締結している。

 同協定により、災害時に同社の「FP段シリーズ」の段ボールベッドやパーテーションを避難所などに提供する。ベッドもパーテーションも段ボールでつくられているため、「組み立てが簡単」「軽いので倒れても安心」「リサイクル素材なので環境にやさしい」という特長があり、20年9月、台風10号が九州に上陸した際には、粕屋町内の避難所で活躍した。同社によると、段ボールベッドを使うことで、床に直接横たわるよりも体への負担や埃を吸い込むリスクを軽減できるるという。また、パーテーションは、飛沫防止・プライバシー保護(ストレス軽減)にも有効だと考えられている。今後も、社会貢献活動の一環として同様の取り組みを続けていく方針だ。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:庄嶋 毅
所在地:福岡県糟屋郡久山町久原工業団地2843
設 立:2000年2月
資本金:1,000万円
TEL:092-976-2202
URL:https://fukupa.co.jp


<プロフィール>
庄嶋 毅
(しょうじま つよし)
1968年12月、福岡県出身。91年4月、地場広告代理店の(株)三広に入社後、93年にフクパグループに入社。2000年2月、父・厚生氏から事業部を買い取り、福岡パッケージ(株)を設立、現在に至る。趣味はテニス、ゴルフ。

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