2024年04月25日( 木 )

【脊振の自然に魅せられて】ジョイント脊振清掃登山(前)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 昨年1月、福岡平成ロータリークラブ(以下ロータリークラブ)から支援の申し出があり、椎原バス停に登山地図の設置を計画した。10年近く前、椎原バス停に早良区役所と設置した1m四方の木製登山地図が古くなり見えづらくなっていたからである。

 2年前にレスキューポイント設置記念として椎原登山口にリニューアルして設置した登山地図を現在地のみを変更して、新しく設置することに決まった。地権者、地元町内会長に登山地図設置の了承を得て、地図イラストは会員が運営する制作会社「Kプランナー」、看板設置は看板業者「サインエフェクト」に依頼、椎原バス停に横2m、縦1m、高さ2mの立派な木製登山地図を10月末に設置することができた。

 完成後、福岡平成ロータリークラブの平田雅子会長、地権者、地元選出の県会議員、市会議員、町内会長、脊振の自然を愛する会、関係者が集まり除幕式を行った。費用の総額は50万円だった。

 脊振山系の清掃登山は毎年秋に行っている。福岡平成ロータリークラブからも「登山地図を設置した記念に清掃登山を行いたい」との申し出があり、気候の良い5月の連休明け、5月14日(土)に清掃登山を開催することになった。

 ロータリークラブからは登山愛好家と山登りは無理だが清掃活動に参加したいとの希望者があり、登山組と自家用車組の2組に分かれて清掃活動を実施することにした。

 清掃実施日の数日前から雨模様。4月29日の山開きを雨で中止していたこともあって、当日の天気を心配していたが、幸い曇りの予報となり、何とか実施可能な天候になった。

 登山組は椎原バス停に午前8時集合、椎原バス停にあるトイレは衛生状態も良くないので、町内会長にお願いし、今回も椎原公民館のトイレを利用させてもらった。

椎原バス停の登山地図前で登山組を撮影
椎原バス停の登山地図前で登山組を撮影

 脊振の自然を愛する会の実行委員、会員のスキー仲間や山仲間に呼びかけ参加者を募った。なかには、会うのが久しぶりの会員もいた(定例の例会は行っていない)。

 ロータリークラブからは3名が参加、会員と合わせ16名が登山組として参加した。また、背振少年自然の家から職員2名の協力の申し出があった。

 受付は女性会員が積極的に行ってくれた。参加者の名札は2色のガムテープにマジックインクで書いた。脊振の自然を愛する会の会員とロータリークラブ会員とを色分けしたのである。

 登山では首から下げるタイプの名札より、ガムテープの名札のほうが歩きやすいし、首に巻きつかないので重宝されている。安全ピンでとめるタイプの名札は、防水ウエアに穴を開けるので好ましくない。ちなみにガムテープの名札は筆者のアイデアである。

 通常は混雑する受付は、女性会員の奮闘もあり、短時間で済ますことができた。その後、オリエンテーリング、準備体操を済ませる。清掃するのは椎原登山口―車谷―矢筈峠―脊振山駐車場までの3時間のコースである。登山組リーダーはワンゲルの後輩であるT君とM君にお願いした。

 午前11時30分に脊振山駐車場で自家用車組と合流することになったため、筆者は登山組を見送った後、自家用車組の集合場所である「JAワッキー」に移動し、自家用車組の到着を待つ。筆者とロータリークラブ平田会長、及び男性2名が自家用車組である。

 「JAワッキー」で名物の鶏飯オニギリを買い、トイレを済ませる。午前9時30分、五箇山ダムへ続く県道136号の山道を進んだ。山道を走るために4輪駆動車を買ったという平田会長は、とても車の運転がうまく、誘導する筆者の後を遅れずについてきた。

清掃登山に向かう登山組
清掃登山に向かう登山組

(つづく)

2022年6月21日
脊振の自然を愛する会
代表 池田 友行

(後)

関連キーワード

関連記事