2024年05月03日( 金 )

22年上半期 福岡市の開発動向、博多区がマンションで独走(前)

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【博多区】計画戸数市内トップ

 22年上半期の計画戸数2,074戸で1位となった博多区。注目される物件は、JR博多駅から徒歩10分圏内の好立地で進む「(仮称)博多駅東3丁目ビル」。テナント付きの共同住宅で、建築物の概要はRC造11階建て、延床面積1,400m2のワンルーム23戸、ワンルーム外3戸。建築主は個人で、設計者は照栄建設(株)となっている。

「(仮称)博多駅東3丁目ビル」現場
「(仮称)博多駅東3丁目ビル」現場

 このほか、博多区ではRC造7階建て、延床面積3,180.44m2のワンルーム外32戸を計画する大英産業(株)による「(仮称)サンパーク雑餉隈駅グラッセイ」や、(株)オープンハウス・ディベロップメントによる「(仮称)オープンレジデンシア博多井相田」(RC造13階建て、延床面積3,069.09m2、ワンルーム外36戸)など幅広い物件が顔をそろえた。

【東区】人口最多で安定推移

 21年下半期に引き続き、計画戸数2位となった東区の人口は32万8,052人で、市内最多(福岡市推計人口・22年6月1日現在)を誇る。

 注目される物件は、商業ビル「ビッグマートビル」跡地で計画されている「(仮称)千早5丁目計画」。建築主は(株)長谷工コーポレーションと九州旅客鉄道(株)で、建築物の概要はRC造15階建て、延床面積8,700m2のワンルーム182戸、ワンルーム外28戸。西鉄・JRともに香椎駅および千早駅を設置しており、交通アクセスに優れていることから、香椎駅・千早駅周辺エリアでは、このほかにも多くの物件が開発されている。

「(仮称)千早5丁目計画」現場
「(仮称)千早5丁目計画」現場

 東区ではほかにも、海の中道へのアクセスも良い和白丘で有明商事(株)による「(仮称)LIBERTY和白丘A棟・B棟」(A棟:RC造地上5階建て、延床面積999.14m2、ワンルーム外15戸/B棟:同、延床面積924.12m2、ワンルーム外19戸)のほか、(株)リアンによる「(仮称)リアンシエルブルー香椎駅前」(RC造10階建て、延床面積2,350.10m2、ワンルーム54戸)など、複数の注目物件が計画されている。

【代 源太朗】

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