「住宅会社にも検討していただきたい」配管や温水器の長寿命化にも

（株）サンアクア

　マンション管理などを手がける（株）サンアクアは2022年12月、新規事業・セントラル浄水器の販売を開始した。新規事業の経緯について、同社の代表取締役・三明宏聿氏は次のように話す。

    「約1年半前、自宅にセントラル浄水器を導入しました。それまではウォーターサーバーを使っていたので、節約の意味もあったのですが、子どものアトピーが少しずつ改善していったのです。あくまで実体験ですが、家のなかで使う水がすべて浄水となることで、こんなにも違うのかと感激したのがきっかけです」。

　販売するセントラル浄水器・ヒカリックスは、水道メーターボックスの直後に浄水器本体を設置するPOE方式で、キッチンやお風呂シャワー、洗面所、洗濯機、トイレ、ベランダ、庭の散水栓まで、すべてが浄水となる。残留塩素は最高水準の0.1ppm（法令で遊離残留塩素は0.1ppm以上が求められる）。浄水の肝となるフィルターは、国内メーカー・クラレが開発したヤシガラ活性炭フィルターで、浄水能力の安定・維持のため年1回の交換が推奨されている。浄水器本体は10年間の保証付きだ。

　マンション用・ヒカリックスの場合、取り付けは、玄関ドア付近にあるパイプシャフト内に本体を設置することとなる。販売価格は19万5,800円（税込・設置工事費別）。マンションデベロッパーや工務店など住宅会社への販売、設置工事、フィルター交換などについては柔軟な対応が可能だという。戸建用も取り扱いあり。

　「本体、フィルターともに国産メーカーです。残留塩素だけでなく溶解性鉛、クロロホルムなど全12項目が除去対象物質と、浄水能力は業界トップクラスで、さらに価格は低く抑えています。当社の管理物件である賃貸マンションにも1年前から導入していますが、入居者からの反響も上々で、“これからも使いたい”と言っていただいています」と三明社長は自信をのぞかせる。

　さらに、「温水器や配管などを痛めるカルキが除去されることで、設備の長寿命化にもつながります。新築時の導入が初期コスト、メンテコストいずれの場合でも有利です。分譲マンションや戸建住宅はもちろん、賃貸マンションオーナーさまにもご検討いただければ」（三明社長）と加えた。まもなく同社では、販売代理店の募集も開始する。

＜COMPANY INFORMATION＞
（株）サンアクア
代　表：三明　宏聿
所在地：福岡市博多区神屋町1-9
　　　　宝州博多第1ビル6階
設　立：2008年12月
資本金：900万円
ＵＲＬ：https://aqua-div.jp