福岡4区自民党内激突、歴史は10年以上遡る
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6月17日(土)、自由民主党粕谷支部支部長の吉松源昭県議会議員が、今度予想されている衆議院解散総選挙で福岡4区から立候補することを宣言したのは既報の通りである。この4区には自民党の宮内秀樹代議士が現役として活躍している。したがって、自民党分裂選挙になる可能性が高いが、この激突の発端は10年以上に遡る。
福岡4区を背負っていたのは渡辺具能氏であった。2012年総選挙の際、渡辺氏は出馬を辞退し吉松県議を次の後継者として推薦した。ところが、渡辺氏の秘書であった宮内氏が、福岡4区自民党内での公認候補として選ばれた。結果、民主党の全国規模で惨敗の流れのなかで宮内氏が初当選の栄冠を得た。そこから10年以上の長きにわたり、現役を張ってきたのである。宮内代議士は「粛々と現実を受け止めなければならない。選挙になれば堂々と受けて立つ」と語る。
今後、解散総選挙が行われるはこびになれば、福岡4区にみられるような自民党同士の激突選挙区が多数発生することだろう。
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