みやま市自治体PPS、料金プランを発表
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自治体が電力の販売を行う、いわゆる自治体PPSに取り組んでいるみやま市は16日、4月から始まる電力の完全自由化に向けた料金プランを発表した。みやま市は電力の販売を通じて、エネルギーの地産地消による地域での富の循環などで地方創生を実現したいとしている。電力販売はみやま市などが出資するみやまスマートエネルギー(株)が行う。提供する電力は「みやまんでんき」と名付けられた。
「みやまんでんき」は水道代と電気料金をセットにして支払うと割引が得られるなど、自治体特有のサービスとの組み合わせができる点が特徴となっている。また、みやま市内の商店などで構成されるウェブ上のバーチャル商店街で使用できるポイントを使用電力量に合わせて付与したり、高齢者の見守りサービスなども展開したりしていく予定だ。電気料金は九州電力が提供する料金よりも割安となっているほか、休日の過ごし方に合わせた特徴のある電力プランも用意されている。
みやま市の市民だけでなく、みやま市在住者の九州内の三親等以内の親族ならば「みやまんでんき」の利用ができる。17日午前中だけで約20件の問い合わせが市役所に入っており、市民からの期待は今後、ますます膨らんでいくことが予測される。
【柳 茂嘉】
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