トヨタ、エアバッグ装置の問題で計2,929台リコール
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3月2日、トヨタ自動車(株)(本社:愛知県豊田市、豊田章男代表取締役社長)はエアバックを展開する装置(インフレ―タ)が展開時に破損する恐れがあるとして、「レクサスSC430」「アベンシス」「アベンシスワゴン」の3車種合計2,929台のリコールを国土交通省に届け出た。リコール対象車の製作期間は2008年~10年。
トヨタの担当者によると、昨年、助手席用二段階制御式エアバックのインフレ―タ(膨張装置)において気密性に問題のある部品が見つかり、インフレ―タを全て点検したという。点検後は問題なく乗れる予定だったが、別会社の車に使われた同じメーカーの部品で1件事故が起こり、エアバッグ展開時にインフレ―タ容器が破損する恐れが出てきたため、予防的措置として全車両の当該インフレ―タを新品と交換するとしている。また、交換用部品が不足した場合は、助手席エアバッグの機能を停止させ、助手席サンバイザ部にエアバッグが作動しない旨の警告を表示、今後は交換用部品の製造と準備が整い次第、顧客に連絡するとしている。
【川元 浩明】
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