結婚式場「サクラディア」運営のPROinnovations(株)において、実質経営者の失踪、虚言で複数の取引先が混乱していると報じてきた。その後も同社は未払いのある取引先に対し、支払い計画の提示もないまま、時間だけが過ぎている状況だ。
そのようななか、5月17日、福岡簡易裁判所で、この1件に関わる裁判が始まった。原告はサクラディア元従業員、被告が会社と現代表というもの。元従業員は会社との間で、給料や立替金の支払合意をしていたにもかかわらず、会社側がそれを支払わなかったため。双方出廷したが、初回は提出された証拠の確認などで終わった。「現代表とは直接の連絡が取りづらくなっている」と複数の関係者は語るが、今回の裁判では現代表は姿を見せていた。
【東城 洋平】
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