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2021年05月25日 06:00

ビル・ゲイツ夫妻の離婚の真相と影響(中) 未来トレンド分析シリーズ 

国際未来科学研究所代表 浜田 和幸

 世界有数の大富豪にして最大の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」を運営するビル・ゲイツ氏が27年間連れ添ってきたメリンダ夫人との離婚を発表したことで、大きな波紋が巻き起こっている。

 ビル・ゲイツ氏は2010年、アメリカの首都ワシントンで開催された「健康サミット」において、「新生児には全員、ワクチン接種の記録が残るワイヤレス・チップを埋め込む計画」を発表。そのために必要な技術を開発するマサチューセッツ工科大学(MIT)に資金を提供することも同時に明らかにした。後に世界を揺るがす「新型コロナウイルスの蔓延」を予見していたかのような動きである。

 いずれにせよ、今回の離婚はメリンダ夫人から申し出たようだが、ゲイツ氏の「隠された人口削減計画」に反旗を翻しての決断だったに違いない。実は、ゲイツ氏の両親は筋金入りの「人口削減論者」であり、そのことを知って、メリンダ夫人の母親はゲイツ氏との結婚には猛反対していたとのこと。母親のいうことを聞かなかったことをようやく反省したのかもしれない。「仮面の夫婦」を演じるのに、ほとほと疲れたといったところであろう。

 ゲイツ氏との間に2人の娘と1人の息子をもうけ、育児と家事に加えて、夫の立ち上げた慈善団体の管理という仕事に追われる生活であった。一番下の子どもが18歳になった機会に、そうそうと離婚を迫った模様である。

 というのも、世界有数の大富豪とはいうものの、ゲイツ氏のプライベートライフは外からはうかがい知れない“超常識の世界”だったと思われるからだ。メリンダ夫人にとって最大のフラストレーションは夫、ゲイツ氏の女性関係であった。

三角関係 イメージ これまで、あまり表に出なかったが、ゲイツ氏にはメリンダ夫人と結婚する前から長年にわたって付き合っていたアン・ウィンブラッドというIT経営者がいた。1984年、コンピューター関連の会議で知り合った2人であるが、ゲイツ氏より5歳年上のアンさんは出会ったころにはゲイツ氏よりもはるかに稼ぎが良く、デートや旅行に出かけるにしても、毎回、お金は彼女が支払っていたという。

 アンさんによれば「私と付き合い始めたころのビルは大した男ではなかった。私を喜ばせようと、私の真似をして肉を食べなくなったわね。一緒に旅をして、未来のビジネスプランを語り合ったことで彼も成長したみたい」。

 ゲイツ氏も負けてはいない。「彼女の頭脳は半端ない。しかもビジネスに向き合う姿勢はウォーレン・バフェットを思い起こさせる。天才といえる」。まさに、べたぼれ状態だったようだ。

 しかし、自尊心の強いゲイツ氏は頭の上がらない女性との結婚には二の足を踏む。そんなときにゲイツ氏が見初めたのが自分の会社で働くメリンダさんであった。自分の部下の女性と結婚しようか迷っていたときにも、アンさんの意向を確認したという。

 そのときのアンさんの答えがふるっていた。曰く「メリンダは優秀な女性のようだ。しかし、あなたにはもっと相応しい女性がいるはずね。なんなら紹介してもいいわよ」。悩んだゲイツ氏は結局メリンダさんと結婚を決めたのだが、そのときにメリンダさんと交わした約束のなかには、結婚後もアンさんとの交際を認めることが記載されていたとのこと。

 実際、メリンダさんと1994年に結婚した後も、ゲイツ氏は毎年、アンさんのとの長期休暇旅行を欠かさなかったことが判明している。メリンダ夫人の心中を思えば、「もう我慢の限界!」といったところであろうか。

 ゲイツ氏はインタビューに答えて、「家では毎食後、メリンダと一緒に食器を洗う」というのだが、そんなことでは彼女の気持ちをつなぎ留めることはできなかったようだ。自業自得というか、ゲイツ氏も罪深いと言わざるを得ない。

(つづく)

<プロフィール>
浜田 和幸(はまだ・かずゆき)

 国際未来科学研究所主宰。国際政治経済学者。東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。新日本製鐵、米戦略国際問題研究所、米議会調査局などを経て、現職。2010年7月、参議院議員選挙・鳥取選挙区で初当選をはたした。11年6月、自民党を離党し無所属で総務大臣政務官に就任し、震災復興に尽力。外務大臣政務官、東日本大震災復興対策本部員も務めた。最新刊は19年10月に出版された『未来の大国:2030年、世界地図が塗り替わる』(祥伝社新書)。2100年までの未来年表も組み込まれており、大きな話題となっている。

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