新入社員向け職業訓練講習を開催~福岡経営者労働福祉協会
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新入社員15名が入校
(一社)福岡経営者労働福祉協会は4月4日、建設産業専門団体九州地区連合会(以下、建専連九州)からの委託を受け、建専連九州の会員企業の新入社員向けに開講する「認定職業訓練・躯体基礎科」の入校式を開催した。同協会は、福岡労働局長登録教習機関として、労働災害の発生を未然に防止するために、安全衛生教育などを中心に約30科目の講習会を実施している。
認定職業訓練・躯体基礎科は、福岡県から認定・認可を受けている訓練で、毎年開講されており今年で5回目。例年はとび、型枠、防水工事業者の新入社員らばかりだったが、今回は初めて解体工事業者の社員も参加し、建専連九州の会員企業10社から計15名が入校した。
入校式では建専連九州・杉山秀彦会長((株)スギヤマ会長)が挨拶。「ものづくりをする人がいないと、世の中は成り立ちません。自分たちが社会を支えるという気持ちをもって頑張っていただきたい」と受講生へエールを送った。
今回入校した受講生からは、「とび職をやっていた祖父のようになりたい」「親族が経営している専門工事会社に転職したので、きちんとした技術を習得したい」といった意気込みが聞かれた。なお、今回は女性社員も1名入校。自社では営業部門への配属となるものの、「現場のことをちゃんと知っておきたい」との思いから、受講を決めたという。
入校式の終了後、「業界内ではどこも職人不足が顕著ななかで、各社に若い社員が入社してくれたことは本当に嬉しく思います。建設業という仕事がいかに大切なのか、自分たちの仕事がどれだけ社会に必要とされているか、ということをしっかりと学んでいただき、それを励みにそれぞれが一人前の職人を目指して成長してもらえれば」と杉山会長は喜びのコメントを寄せた。
今回開講した躯体基礎科だが、とび・型枠コース12名が5月20日まで、解体コース3名が5月11日までの期間で、それぞれ学科や実技の講習を受講する。
【内山 義之】
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