【倒産】（株）ネクサスエンタープライズ（大阪市中央区）アミューズメント施設運営

破産手続申請準備中
負債総額47億2,858万円

　同社は9月22日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。破産手続き申請の準備に入った。

　担当は根本康弘弁護士（AZ MORE国際法律事務所、東京都千代田区永田町2-17-17）。

　同社はプレミアムガチャガチャのパイオニア的存在で、UFOキャッチャーなどの有人店舗や、トレーディングカード・フィギュアなどの雑貨店の運営を手掛けていた。

　2024年4月期には売上高48億3,528万円を計上していた。しかし、今年1月に前社長が急逝して以降、経営体制が混乱。金融支援を要請したが、決算内容に疑義が生じたことなどから支援を受けられず資金繰りが逼迫していた。前代表者の実弟が6月に代表取締役に就任したが、経営立て直しには至らず、今月には建物明渡訴訟の被告となる事態が発生していた。

　負債総額は24年3月期末時点で47億2,858万円。