2024年04月26日( 金 )

ソラシドエア、9期連続黒字を達成

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 東京―宮崎間などで格安航空便を展開する(株)ソラシドエア(旧・スカイネットアジア航空(株))(本社:宮崎市、高橋洋社長)の2016年3月期決算は、営業収入が380億5,500万円(前年同期比6.8%増)の増収となった。また、営業利益20億1,200万円(同86.9%増)、経常利益16億6,100万円(同3.9%増)、当期純利益9億3,000万円(同39.4%減)をそれぞれ計上。9期連続黒字を達成した。

 同社では、15年3月に「中部-沖縄(那覇)」便、「石垣-沖縄(那覇)」便の運航を開始したことで、全路線の提供座席数が前年同期比4.9%増、旅客数が同3.2%増となった。また営業面においては、搭乗日75日前までの予約で割引になる「バーゲン75」や法人客対象の運賃の新設のほか、航空券と宿泊施設やオプションなどを自由に組み合わせられる新たなパッケージ商品などを開始。サービス面においても、女性客をターゲットとした「ソラ女子」プロジェクトを展開するなど、顧客満足度の向上に取り組んでいる。

 なお、2017年3月期の見通しについては、4月に発生した熊本地震で同社の機材等への直接被害はなかったものの、就航地である熊本で甚大な被害が出ていることもあり、現時点での公表は差し控えた。

 同社では、今後とも厳しい競争環境は続くものの、今年3月に策定した「2015‐2016 年度経営計画ローリングプラン 2016」のもと、「新たな成長に向け、強いソラシドエアになる」を経営ビジョンに、安全運航を堅持しつつ、ソラシドエアらしいサービスを提供するとともに、国内航空会社トップレベルのコスト競争力の達成に向けて、全社を挙げて取り組むとしている。

 

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