福岡再開発2022 大規模プロジェクトが目白押し(後)
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天神、長浜、博多でオフィスビル開発
(株)サンケイビル
(株)フジ・メディア・ホールディングスの子会社である(株)サンケイビル(東京都千代田区)は2021年11月、「サンケイビル ビジネストピックス」にて同社の開発状況を発表した。物流施設からマンション事業、空港運営など幅広く手がける同社だが、福岡市内において現在、3つのオフィスビルの開発を進めている。
中央区長浜1丁目の那の津通り沿いに建設中の「(仮称)天神北オフィス開発事業」は地上8階建て、敷地面積1,754m2、延床面積は8,900m2。同地では以前はオフィスビルとして三ツ和ビルが建っていたが、15年に地元デベロッパーが土地を取得し、19年6月にサンケイビルへ売却された。
中央区渡辺通5丁目で開発が予定されている「(仮称)天神南オフィス開発事業」は地上14階建、敷地面積約900m2、延床面積は4,927m2。竣工は23年6月を予定している。現在はパーキング「トラストパーク天神7」として活用されているが、まもなく着工されるとみられる。
博多区店屋町1丁目で開発が予定されている「(仮称)店屋町オフィス開発事業」は地上10階建、敷地面積831m2、延床面積4,989m2。竣工は23年2月を予定している。現在は鴻池組による堀削作業が行われている。同オフィスは大博通り沿いの博多アーバンスクエアや博多三井ビルディング2号館などの大型オフィスビルの近郊にあり、福岡市地下鉄・呉服町駅の徒歩圏内に位置している。
これら3つのオフィスビル建設地はいずれも大通りに面しており、それぞれの周辺はオフィスビルの集積地となっている。
これまで東京、大阪などの関東・関西の主要都市で開発を進めてきた同社が今後、福岡でオフィス開発を強化していくのか、注目したい。
【麓 由哉】
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