2021年下半期 福岡市の開発動向、マンション供給戸数で博多区が台頭
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博多・中央・東で1,000戸超の供給
福岡市内に設置された標識情報を基に、市内における2021年下半期(7~12月)の開発動向を追った。その結果、共同住宅(木造を除く)の供給戸数は5,749戸となり、21年上半期(1~6月)との比較で162戸増加した。21年上半期と同様に、供給戸数が1,000戸を超えたエリアは中央区、博多区、東区の3エリア(【表1】参照)。
上半期に供給戸数1位だった中央区は、下半期では3位に後退。代わりに、供給戸数トップに躍り出たのは博多区だった。ワンルームを中心に、50戸以上の物件が毎月コンスタントに計画されるなど、福岡の玄関口として依然高いブランド力を発揮している。
共同住宅以外の開発件数は増加し、それにともなって延床面積は21年上半期比で31万3,771.11m2増となった。牽引役となったのは、新型コロナの感染拡大をきっかけに計画の延期や中止が目立っていたオフィスビルやホテル。明治安田生命保険を建築主とするホテル「(仮称)明治安田生命福岡ビル建替え工事」やIlex2(アイレックスツー)によるオフィスビル「(仮称)福岡店屋町オフィス開発事業」など、複数の案件が始動したことは、21年下半期における開発物件の規模拡大につながった(【表2】参照)。
【代 源太朗】
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