新進党の復活となるか立憲と公明の中道リベラル共闘

 立憲民主党の野田佳彦代表と、公明党の斉藤鉄夫代表は15日午後3時より、2月の投開票が見込まれる衆院選に向けた新党結成をめぐる会談を行っている。

 公明は同日午前の中央幹事会で、立憲との協力について代表に対応を一任することを決定した。立憲は午後に国会で両院議員懇談会・総会を開き、次期衆院選に向けた対応について所属議員に報告し、代表一任となった。

 立憲の安住淳幹事長は昨年11月30日、埼玉県での講演で公明党との関係について、「連合とも相談しながら、新しい受け皿の1つをつくる政治勢力として、両党で話し合いを進めたい」と述べていた。

 立憲民主党の結党以前、1994年から97年まで存在した新進党では、非自民勢力の結集という枠組みで、自民党や旧民社党、公明党などから離党した議員らがまとまっていた。公明系議員と現在の立憲議員の一部が同じ党に所属していたのである。その後、新進党が解党していったのは、小沢一郎氏と公明系議員のバトルにあった。

 今回の新党の動きには伏線があった。自公連立解消後(10月11日)に選挙ドットコム主催の対談で、斉藤代表は朝日新聞政治部の今野忍記者(首相官邸などを担当)とのやり取りにおいて「立憲さんのなかにはとても中道とはいえない人がたくさんいます」とも発言していた。立憲との連携にあたり、同党の態度を見極める必要があると考えていることがうかがわれる。

 これにより、共産党との「野党共闘」は終焉したものとみてよいだろう。同党は、れいわ新選組や社民党に急接近している。

 この間、立憲・公明両党間で水面下の交渉が行われてきたことは間違いない。野田代表・斉藤代表の会談結果が注目される。

【近藤将勝】

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