全日空、オセロ最年少記録で時空をつなぐ
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第42回世界オセロ選手権がチェコ・プラハで9~12日に開かれ、神奈川県の小学5年生、福地啓介六段(11歳)が初出場で優勝した。大人も参加する部門で11歳の優勝は歴代最年少。1982年に当時15歳の谷田邦彦さんが打ち立てた最年少記録が、36年ぶりに更新された。
そんな快挙を成し遂げた福地啓介六段、なんと帰国便の機長が前記録保持者の谷田邦彦さんというめぐり合わせがあった。出発前の機内アナウンスでは、谷田機長が福地啓介六段の栄誉を称え、客席は暖かい拍手に包まれたという。
「本日、世界チャンピオンにこの飛行機をご利用いただいております。今回のチャンピオン、最年少記録11歳という快挙でございます。この話をぜひお客様ともシェアしたく少々お時間をいただきました。実を申しますと、以前の記録は私自身が1982年に打ち立てた15歳という記録、今回大幅な更新でございます。大変な快挙でございます。」
運命を感じるこのめぐり合わせは偶然なのか。谷田邦彦さんが勤務する全日本空輸によれば、同フライト実現のためには調整があったという。歴代最年少の世界チャンピオンを前記録保持者が機長として母国に送り届ける全日空。空間はもちろん、時間をもつなぐ粋なはからいである。
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