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2020年02月14日 14:30

新型コロナウィルス問題に隠された真実(前編)

 NetIB-Newsでは、「未来トレンド分析シリーズ」の連載でもお馴染みの国際政治経済学者の浜田和幸氏のメルマガ「浜田和幸の世界最新トレンドとビジネスチャンス」から、一部を抜粋して紹介する。今回は、2020年2月14日付の記事を紹介する。


 世界保健機構(WHO)は今回の新型コロナウィルスが引き起こす疾病を「COVID-19」と命名した。「19」の意味は2019年に感染が確認されたためである。とはいえ、中国とか武漢という地名が冠に使われなかったことで中国政府はほっとしているようだ。しかし、この新型ウィルスの発生と拡大には不可思議な点が多い。

 いくら中国人が野生動物の肉を好んで食べるからといって、SARSを上回る勢いでウィルスが変異を繰り返すことはあり得ない。震源地と目される中国の湖北省での感染が最も深刻で死者も増え続けており、アメリカのシミュレーションでは最悪の場合、「2月末までに1億8,300万人が感染する」との予測もあるほどだ。

 各国の医療機関や製薬メーカーが検査キットや治療薬の開発にしのぎを削っている。だが、WHOの見通しでは治療薬の開発には1年以上かかるという。しかし、アメリカの医薬品メーカーによれば、治療用ワクチンの開発は3カ月以内に完了させるとの発表も。実は、CDC(米国疾病研究センター)ではアメリカ国内の医療機関に試験的に診断キットを配布中である。実に素早い対応ぶりと言わざるを得ない。

 発生の現場となった武漢の海鮮市場の衛生状態が極めて劣悪であったようだが、野生の動物が発生源とは特定されていない。コウモリ説が有力視されているが、昆虫を主食とする武漢で売られていたコウモリではなく、沖縄から飛来してきた果物を食べる奄美琉球コウモリが原因ではないかとの指摘もある。中国人についで感染者の多いのが日本人であることとの関連性も問題視されているが、発生源の決定的な解明には至っていない。

 武漢で発生した新型コロナウィルスは、変異と「人から人への感染」を重ね、日本を含む世界各地で感染者や死亡者の拡大をもたらしている。こうした緊急事態に直面し、人口1,100万人の武漢ではすべての公共交通機関が運行停止となった。周辺地域も入れると4,000万人が隔離状態に置かれたといっても過言ではない。武漢からウィルスを外に出さないためであろうが、とは言っても「時すでに遅し」の感は免れなかった。春節を目前に控え、武漢からは500万人が封鎖の前にほかの都市へ移動してしまっていたからだ。

 いずれにせよ、2002年のSARSの時は「ハクビシン」が原因であったが、なぜ、中国人は危険な病原菌を持つ野生の動物を好んで食するのだろうか。今回のウィルス発生源と見られる武漢の海鮮市場では魚介類に加えて、ジャコウネコ、オオカミ、キツネ、ネズミ、ヘビ、ヤマアラシ、カメなど100種類の生き物を売っていた。

 前回のSARS発生直後にはこうした野生動物の肉を食べる人の数は一時的に減少したという。とはいえ、2年もすると、再び、ハクビシンの売上は元に戻った。もちろん、こうした野生動物の販売には衛生局の許可が必要とされている。ただ、“おいしい商売”であるため、無許可で珍しい動物を飼育し、高値販売を狙う闇の業者も多い。

※続きは2月14日のメルマガ版「新型コロナウィルス問題に隠された真実(前編)」で。


著者:浜田和幸
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