2022年05月24日( 火 )
by データ・マックス

【まちづくり】vol.38 七隈線 博多へ~2022年度、延伸開業

【まちづくり】vol.38 七隈線 博多へ~2022年度、延伸開業
【まちづくり】vol.38 七隈線 博多へ~2022年度、延伸開業
ついに来年度、福岡市地下鉄・七隈線が博多駅とつながる。「別府」以西の沿線駅周辺では、すでに住宅地としての需要が高まっていたなかで、住宅事業者による用地の仕入れ競争がさらに加熱しそうだ。

延伸開業で注目されたのは、キャナルシティ博多付近にできる新駅の名称だったが、意外にも駅名は「櫛田神社前駅」となった。意外というのは、一般的には「キャナル新駅」として市民の認知が進んでいたからだ。

福岡県内には、「スペースワールド駅」(JR鹿児島本線)という民間の施設の名称をつけた駅がある。2017年末にスペースワールドが閉園した後も、引き続き同じ駅名を使い続けているが、跡地ではすでに別の施設の開発が進んでおり、これから駅名のイメージと周辺の実態とが乖離していってしまうだろう。そうしたことを考えると、ある意味「櫛田神社前駅」は妥当な名付けかもしれない。キャナルシティ博多は25年、櫛田神社は1200年超と、歴史の長さは比べようもない。

とにかく、七隈線最大の課題だった博多駅との接続も、これで解消されることとなる。ターミナル駅と直接接続されることで、利便性は大きく改善され、利用者数も伸びていくのではないだろうか。また、天神南や薬院など、都心部の駅周辺への影響も出てくるだろう。住居はもちろん、オフィス、商業地としての地位向上にも期待がかかる。

惜しむらくは、空港線とは多くの違いがあり、相互乗り入れができない点だ。都市開発の基本は、行き止まりをつくらないことだ。延伸開業に際し、かつてあった地下鉄の環状化構想を思い出すと、その点は残念に思う。

株式会社 データ・マックス
永上 隼人

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