【圓應寺暴行事件】住職が被害者側に責任逃れの「念書」を要求
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浄土宗「圓應寺」(福岡市中央区大手門)の副住職が弟子に暴行を繰り返していた問題で、圓應寺側が被害者家族に、事実を捻じ曲げることが目的としか思えない非常識な内容の「念書」を書くよう求めていたことがわかった。
事件発覚を覚悟した寺側が、暴行に至った責任を、弟子の青年に転嫁しようとしていた可能性が高い。
被害者側は念書の作成を拒絶。警察に被害届を提出することを決心したという。寺側が被害者家族に「念書」を書くよう求めたのは、今年5月に弟子の青年が副住職に救急搬送を要する大けがを負わされた2週間後。副住職の父である住職から被害者家族に対し「念書を書いてもらえないか」という連絡が入った。
寺が要求した念書は、青年が問題行動を起こしたら「退所する」、「これからも頑張る」という内容のもの。それを聞いた被害者の両親は唖然とし、即座に拒絶したという。両親は退所させる口実を作り、事件を終わらせるつもりだと判断。「ばかげている。念書を書くのは、暴行した寺じゃないか。こんなところに息子はやれない」として、その夜のうちに寺から青年の荷物を引き揚げたとしている。
【東城 洋平】
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