2022年05月24日( 火 )
by データ・マックス

【まちづくり】vol.41 唐津街道

【まちづくり】vol.41 唐津街道
【まちづくり】vol.41 唐津街道
今回は、前号(vol.40)に続いて唐津街道を特集した。後編となる今回は、箱崎宿から小倉までを取り上げたが、前編(唐津から博多宿)と異なり、多くの街道沿いないし近隣の宿場町は往時の面影を残しているところが多く、一部では観光名所としても生かされている様子がうかがえた。ただ、とくに北九州都市圏は「鉄のまち」として繁栄したことが、かえって歴史を生かしたまちづくりの弊害となっているようにも見られた。

それでも、北九州市は「鉄のまち」の歴史を生かして、SDGsやスーパーシティといった取り組みで、「衰退都市」からの脱却を果たそうとしている。市が抱く危機感が、これら取り組みのテコとなることに期待したい。

唐津街道とともに、9月に公表された「都道府県地価調査」の結果を特集した。商業地の地価上昇率トップ10のうち、8カ所が福岡県内から、うち7カ所が福岡市内からランクインした。コロナ禍の影響などから、全国的な地価下落が目立った今回の調査だったが、福岡市内では「中洲」を除くすべての地点で上昇するなど存在感を示した。福岡市の地価が上昇している要因としては、もちろん都市力の向上などが挙げられるのだが、手放しで喜べない事情もある。天神ビッグバンをはじめ、多くのビルが建替えられているが、それらが完成するころ、「借り手はいるのか」ということだ。

これから完成予定のビルの賃料は、軒並み2万円台後半~3万円(坪単価)と見られ、それだけの賃料負担ができる借り主は福岡市内にいるのか、という問題がある。中央や海外から誘致するとしても、9月末に完成した天神ビジネスセンターを見る限り、それほど簡単にはいかないだろう。ここ数カ月、福岡のオフィスビル空室率は横ばいで推移(資料:三鬼商事)しているが、目安となる5%を超えることとなるのか、動向に注目したい。

株式会社データ・マックス
永上 隼人

【まちづくり】vol.41 唐津街道

経営者が知っておくべきDX「街道とDX」
経営者が知っておくべきDX「街道とDX」
今回からはシリーズで、経営者が知っておくべきDX(デジタル・トランスフォーメーション)の在り方をいろいろな観点から捉えていきたいと思います...
事業脚本家に学ぶビジネス基礎 フィールド・フロー
旧筑肥線を偲び現在を楽しむ、六本松~小笹エリアの隠れた散歩道
旧筑肥線を偲び現在を楽しむ、六本松~小笹エリアの隠れた散歩道
今回、小笹在住の筆者おすすめの散歩コースを紹介してみたいと思う。六本松~小笹エリアにかけてのそのコースは、特別観光地というわけでもないので、気軽に散歩やジョギングなどを楽しめる...
建設業界のダンピング排除へ、人材不足はCCUSで解消できるか
建設業界のダンピング排除へ、人材不足はCCUSで解消できるか
3月30日、赤羽一嘉国土交通大臣(当時)と建設業団体の間で、公共工事の円滑な施工確保、技能労働者の賃金水準の引き上げ、建設キャリアアップシステムについての意見交換会が行われた...
厚生労働省
天神ビジネスセンター竣工に見るこれからの「都市空間」推論(後)
天神ビジネスセンター竣工に見るこれからの「都市空間」推論(後)
天神BCは17年9月に国家戦略特区の特例で航空法による建物の高さ制限が緩和されたことを受け、当初計画の地上16階・高さ約76mから、地上19階・高さ約89mに変更している...
松岡秀樹
不動産の国庫帰属制度
不動産の国庫帰属制度
今回は、新たに創設される相続土地の国庫帰属制度について、ご紹介します。この制度も2023年4月28日までには施行されることになります...
木材本来の強み生かし利用促進へ法改正で記念シンポジウム開催
木材本来の強み生かし利用促進へ法改正で記念シンポジウム開催
「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が10月1日に施行。これを記念した講演会・シンポジウムが10月8日に開催された...
消費者庁 消費者庁
天神ビジネスセンター竣工に見るこれからの「都市空間」推論(前)
天神ビジネスセンター竣工に見るこれからの「都市空間」推論(前)
販売員は毎年、前年よりも多くの商品を売ろうとする。研究者はより多くの論文を発表しようとする。消費者はいっそう大きなテレビへと買い替える。経営者は事業拡大の道を模索する...
松岡秀樹
フレキシブルオフィスのマルチブランド展開で、あらゆる層に最適なオフィスを提供
フレキシブルオフィスのマルチブランド展開で、あらゆる層に最適なオフィスを提供
『リージャスは英国発祥のブランドです。欧州市場では、英国モデルで成功を収めることができましたが、日本市場ではそうはいきません。当然ですが、まずサイズの違いへの対応が求められます...
歴史を重んじながらも未来を見据え「福津らしく」魅力ある都市へ
歴史を重んじながらも未来を見据え「福津らしく」魅力ある都市へ
『私が1期目でとくに重点を置いていたのは、市政における「経営」の視点であり、福津市の魅力を広く発信して市外からの関心を集めることと、「自主財源」の確保でした...
歴史・文化・自然を継承する「未来都市むなかた」に向けて
歴史・文化・自然を継承する「未来都市むなかた」に向けて
『2017年7月に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産に登録されました。以来、本市は「世界遺産CITY」として世界的に認知されることになったのですが...
不動産業界必見!空室を埋めるマル秘な方法
不動産業界必見!空室を埋めるマル秘な方法
今回は、「不動産業界必見!空室を埋めるマル秘な方法」についてお伝えします...
日本の歴史と文化にみる、のぼり旗・横断幕
【中洲ビル動向】出店問い合わせ増加も地価調査で市内唯一の下落
【中洲ビル動向】出店問い合わせ増加も地価調査で市内唯一の下落
新型コロナウイルスの感染拡大から、間もなく2年が経とうとしている。当初はコロナに対する理解が進んでいなかったこともあり、「人が密集している」「雑多」というようなイメージが先行...
不動産鑑定士に聞く「なぜ福岡の地価が上昇するのか」
不動産鑑定士に聞く「なぜ福岡の地価が上昇するのか」
『JR博多シティの開業からは、博多駅周辺の事務所ニーズが高まり、オフィスの賃料水準も天神と比肩するほどになっていました。需要の高まりとともに、博多・天神それぞれがまちを広げ...
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(後)
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(後)
芦屋宿は、現在の芦屋町役場の北側一帯、遠賀川河口の西岸に形成されていたとされる宿場町である...
横浜市が「空き家条例」  所有者不在で危険な空き家の一部を初撤去
横浜市が「空き家条例」 所有者不在で危険な空き家の一部を初撤去
横浜市は、8月1日施行の「横浜市空家等に係る適切な管理、措置等に関する条例」に基づき、所有者がいない空き家の剥がれた屋根や外壁の剥離など危険がある部材撤去を初めて実施した...
空き家
「博多」と「天神」の周縁、21年基準地価で上昇率上位に(後)
「博多」と「天神」の周縁、21年基準地価で上昇率上位に(後)
4位となった「中央区舞鶴1-4-30」(舞鶴パークビル)は、長浜公園の西側にある7階建のオフィスビル。福岡市地下鉄・天神駅から徒歩11分、同・赤坂駅からは徒歩7分...
ららぽーと福岡
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(中)
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(中)
原町は宿場町ではないが、赤間宿と畦町宿のほぼ中間地点に位置することから、福岡藩および唐津藩の参勤交代時の休憩所としての役割があったとされている...
「考察」ポストコロナの商業デザイン~後編~
「考察」ポストコロナの商業デザイン~後編~
大都市の郊外に建設された、オフィスや商業施設など独立した都市機能を有する都市のことを「エッジシティ」と呼ぶ。民間の力で自然発生的にかたちづくられたドーナツ状の周辺都市だ...
松岡秀樹
「博多」と「天神」の周縁、21年基準地価で上昇率上位に(前)
「博多」と「天神」の周縁、21年基準地価で上昇率上位に(前)
9月21日、国土交通省は「令和3年都道府県地価調査」の結果を発表した。7月1日時点の基準地価は、全用途平均で2年連続となる下落...
福岡地所
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(前)
【唐津街道中膝栗毛/後編】景観保存と開発の狭間で揺れ動く箱崎~小倉の旧宿場町(前)
箱崎宿は、現在の箱崎エリア内の県道21号福岡直方線沿いに形成されていたとされる宿場町である...
古賀市
【まちづくり】vol.41 唐津街道